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わい、父との初対面をする。

パパとの対面です。

5/4加筆

☆エルニィア


俺の名はエルニィア・エイブ・ヴェルクハイブ。

ここヴェルコニア王国の王だ。


一月前、双子の男児が産まれたものの、弟の方は母と共に体内で亡くなった。


さらに国葬や隣国とのいざこざがあり、三男坊とまだ会えていない。

いや、厳密に言うと出産には立ち会ったが、その後の面会がなかったと言うのが正解であろう。


しっかっしあの時は目が飛び出るほど驚いた。


何せ息子に名を与えた途端いきなりベットから立ち

上がったのだ。


我が国の初代王にもそのような逸話があり、何と前世の記憶があった事が記されている。


勇者や英雄の幼少期にもそのような逸話が英雄譚に残されていることから我が子には期待をせざるを得ない。


更にメイドより王子の部屋から誰もいないのに大きな音が鳴ったり、ブツブツと喋り声がしたり、王子が宙に浮いていたとの報告を受けていた。

これは半信半疑だが……


「ふむ。カマをかけてみるか。」


こうして俺は三男坊の部屋へと向かった。




☆アルデルシア


転生してからひと月が経過し、魔法も一通り使えるようになった。

プカプカ宙に浮きながら指1本1本に様々な属性の魔法を付与し、同時に10発の異なる魔法が発動できる。

そして、だいぶ赤ん坊の体にもなれてきた。


そんなある日リーザから嬉しい提案があった。


『アルデルシア様、魔力も魔法も大分操れるようになってきたのでそろそろ魔物狩りを始めましょうか?』


「いいね!そう……」


俺はリーザとの会話を中断した。


アビリティ【レーダー】により遭遇した事の無い人物がこちらに向かっている事分かったからだ。


メイドのミーレも一緒だ。



「ここは良い、下がれ。」


「畏まりました陛下。」


陛下?っとなると、このオッサンが俺の親父だな。

ん?これは……あれだ!俺が立った時にいったオッサンじゃんか!


何か突っ込まれないか内心ドキドキである。


「ほれミルクだ飲みなさい」


「ハブゥ」


媚びを売るために、俺は相手の言うことを聞き、チュパチュパと哺乳瓶に吸い付く。

するとミルクの半分近く飲み干した所で不意打ちをくらう。


「お前、転生者なんだろ?」


「ブッハ!ゲッホ、ゲッホンゲッホン!ボォエ……」


俺はいきなりの直球に完全にむせてしまった。

は、鼻からミルク否コーラが……こ、ころされるぅ。。。


「図星だな……そのまま聞け。バーン、お前が転生者であっても俺は子として受け入れる。この国は平和条約を締結しているが小国故にいつ破棄されてもおかしくない状況にある。お前が成人となった時その力を貸してくれ。」


もう、これは言い逃れ出来ないな……


「何で分かったんだ?」


と冷静に切り返す。


「うわつ!喋った!本当に転生者なんだなお前!」


「カマかけやがったな!クソ親父!」


はい、墓穴を掘りました。


「バーン。ステータスを見せてみろ。」


『リーザ良いのか?』


『身内に一人ぐらいは全てを知ってもらう者がいた方が良いと思われます。』


久々に開いてみるか……


「ステータスオープン!」


名前:アルデルシア・バーニアム・ヴェルクハイブ

ゴッドネーム:マキュレスト

レベル:1

種族:ヒト(全てを超越せし者)

職業:全てを超越せし者

アビリティ:全てを超越せし者の能力

超絶美形、超絶カリスマ

スキル:魔術を極めし者、マジックカスタム、原始魔法、合成魔法、レーダー、万里眼、味覚変化

ギフト:創世、覚醒+神降臨

HP:200,000

MP:表示不可能

筋力:100,000

魔力:表示不可能

器用:50,000

敏捷:50,000

精神:表示不可能

体力:50,000

特能:太陽の剣、月の鏡、時の勾玉

加護:創造神の寵愛、精霊神の加護


「なっ!」

親父は目を見開いた。


「どうかした?」


「ヒトの成人男性の平均ステータスを教えてやろう」


親父の顔は真剣そのものだった。


「200だ。」

「ふぁ?」


「大陸最強と言われる俺の筋力で10,000だ。これでも皆が腰を抜かす程のステータスだ。」


俺は唖然とした。

何も知らなかったとはいえ、たった一ヶ月で人類を超越してしまったからだ……


「とにかくステータスは他人に見せる事を禁止する。」


「わかりました……」


そうか、やっぱり俺、ヒトじゃないんだな。


「何を落ち込んでいるんだ?」


「化け物みたいで怖くないの?嫌じゃない?普通じゃないんだよ?」


過去の経験から、俺が転生した化け物と分かると、敬遠してくる身内を何人も見てきたので、親父の反応が正直怖かった。


「バカヤロー!子供の成長を喜ばねぇ親がどこにいるんだ!?バーン!お前はそのままで良いんだ。責任は俺がとる!これからの話しは追々していこう。今日は休め、な?」


俺は涙が止まらなかった。

親父の強さ、優しさに。

本気で叱ってくれるこの人の子に産まれてきて本当に良かった……


いつも有難う御座います。

魔力制御などは魔術を極めし者に統合されました。

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