お嬢様お任せ下さい

プロローグ

我が家にギュラーが来たのは、まだ私が7歳のときだった。

「おお丁度よかったレクラトシア、今日からお前の執事になるギュラーだよ。年はお前と同じ7歳だがきっとお前の力になるだろう」

深い緑色のショートカットに蜂蜜色の瞳のパッと見女の子にも見える可愛らしい子だった。彼は優しい笑顔を浮かべながら、

「こんにちは…お嬢様、私はギュラーと申します。これからお嬢様のお側でお使いすることを誓います。」と私の前に片膝をついて言いました。