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おかしな国のおかしな日常  作者: 銀猫@境界線
2/6

二話〜管理長と副管理長の通常運転〜

このストーリーは視点がコロコロ変わります。

今回の視点はメイド長の少女、ロッティーです。

街の人々がそれぞれの仕事をこなしているいつもの町風景、その場にはそぐわない絶叫が王城から響き渡った。

「ぎゃぁあああああぁぁああああ‼︎!」

それは、この王城で召使いたちの副管理長さんの声。

「もー、副管理さん大きな声出さないでくださいよ〜。」

私とて、驚いちゃいます。

副管理の隣にいるのは、紫とピンクのリボンを大きくメイド服の後ろに結んだ、しなやかな桃色の髪がポイントの可愛らしい少女。

「なんっ…あんた、なにし…うわぁああああ‼︎‼︎これもぉおおおおお‼︎‼︎‼︎」

「あっ、それ、力作(?)ですよ!!」

到底、そうとは見えない&思えない、グチャグチャの野菜だと思われる物達が少女と副管理長の前で煮込まれている。

「う、う、うわぁぁぁぁー!!!な、何、ナニコレ!!スープ紫だよ!!!何入れたの!!」

「えーーと、とりあえず、ハバネロ入れてみた!!」

「赤なのに、む・ら・さ・きィ?!!!!」

「うん!!!!」

ニコニコしている少女と表情が引きつっている副管理長。

「こ、これは…」

「それも、うまく出来たと思うんですよっ!!」

紫色と深緑色のポテトサラダがそこにあった。

ちなみに、禍々しい煙のオプション付きだ。

「あ、あぁ…」

この王宮 (調理場) には、とあるコトワザがある。


《少女の言葉、信じることなかれ》

副管理長はふっと眩暈を覚えた。それと同時に炎が燃え上がる。

「あはは〜、楽しそだね〜^ ^」

「ぎ、ギャァァァァァー!!!」

正に阿鼻叫喚。

ここで、改めてご紹介しよう。

今、頭を抱えて叫んでいるこの男は、王城に使えている召使いたちの副管理者という仕事を担っていて、ツッコミが最近、叫び声に変わっている人だ。

「ひ、火、ひぃ!!」

「そのうちすぐ、消えますよっ?」

普段は温厚篤実、このように叫ぶことも頭を抱えて廊下に膝を落とすこともない人物なのだが、そんな男が何故こんなに半狂乱化しているのか…

「なんでイモの皮を剥くだけで調理場がこんな地獄絵図みたくなるんですか⁇⁇‼︎‼︎」

なんでなんだぁあああああ、と叫ぶ副管理長。

それを眺めながらニコニコと笑っている少女。

そうこの少女が原因なのだ。

この王宮内では、似合わぬ風景だが、これがいたって普通なのである。

ちなみにここ数年、このようなことが日常茶飯事に起こっている。

周りは、と言うと殆どが慣れているようで、仕方ない、と言う目が少女に寄せられている。

しかし神は時に凡人には理解できないことをするようで。

実は先ほどから登場してきているこの桃色の髪の持ち主。みな様も分かる通り、この少女家事全般何も出来ない。

それまでは、まだいいのだが、この後が問題なのだ。

彼女の恐ろしい事は、生まれながらに授かった運勢とでも言うのだろうか…。

唯一無二の彼女の家柄とその役職。

この少女こそ第103代目国王に仕え、由緒正しい誇り高き12族のうちの第2一族の族長であり、そして家事全般を司る召使いたちの総管理者『ロッティー・ハーナイド・アルメディル』その人なのでアーール。

「えぇ?ふつーに、言われた通りにやりましたよっ?あ、でも!イモの皮を剥いた後、どうせなら下ごしらえもやろうかなって!」

エヘッ☆と笑う上司。

それを見て叫びながら説教をする部下。

これがこの国の平和な平和な日常なのである。

そして残念なことに、この平和な日常はここだけではなく別のところでも繰り広げられているのである。

読んでいただきありかとうございます。

ストーリーは分かりやすかったでしょうか?とても不安です(ー ー;)

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