61/116
梅雨
田守優子は私の親友。
普段はボケボケなので、実は東京六大学卒の才女だというのを忘れそうになる。
学生の時、名字から連想され、挨拶で、
「いいとも!」
そう言われ続けたのだが、
「何それ?」
実は元ネタを全然知らなかったという反則技の持ち主だ。
「梅雨の晴れ間を五月晴れって言うんだよ」
炎天下で偶然会った時、そんな事を言われた。
「でも、今は六月だよね。どうしてなのかな?」
理由までは深く追求しないのが優子らしいなあ。
田守優子は私の親友。
普段はボケボケなので、実は東京六大学卒の才女だというのを忘れそうになる。
学生の時、名字から連想され、挨拶で、
「いいとも!」
そう言われ続けたのだが、
「何それ?」
実は元ネタを全然知らなかったという反則技の持ち主だ。
「梅雨の晴れ間を五月晴れって言うんだよ」
炎天下で偶然会った時、そんな事を言われた。
「でも、今は六月だよね。どうしてなのかな?」
理由までは深く追求しないのが優子らしいなあ。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。