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花見

使ったお題は「花見」です。

 田守優子は私の親友。


 優子と優子の恋人の赤塚武君、そして私の恋人の北野一義君と四人で、上野公園でお花見をした。


 週末という事もあり、園内は大変な賑わいだ。


 場所取りは家が近い北野君の会社の同僚の人がしてくれた。


「凄いじゃない! 一等地だよ」


 枝振りの良い桜の木の下だったので、優子が歓喜の声を上げた。


「仕事を放ったらかして場所取りしてくれたのね。良い人だね」


 言葉選びが独特な優子は全く悪気がないから始末が悪い。

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