ぶらぶら田守優子（二百文字自作自演お題小説）

入社式

使ったお題は「入社式」です。

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　田守優子は私の親友。

　今日は会社の入社式があった。

　初々しい新入社員達がぞろぞろと大会議室に入り、上層部の方々の話を聞いているようだ。

　自分が新人の頃を懐かしく思い出した。

「私、全然入社式の事を覚えていない」

　優子に会った時、そう言われた。まさかと思い、

「もしかして、式の最中に居眠りしてたの？」

　すると優子はムッとして、

「違うわよ！　社長の髪の毛が気になって、何も耳に入らなかったの」

　相変わらず大胆不敵だった。