【説明1】 レイリア魔法大会のルール
今回はルール説明になります。
レイリア魔法大会は一年に一度、レイリア王国全土の魔法学園の代表によって行われる大会であり、その年のレイリア最強の魔法師決める大会である。
開催地は前年の優勝した学園になり、各学園は最低でも大会初日の一週間前までには、その学園がある街に入らなければならない。
代表選手たちは各学園合計で六人。サポート選手や補欠選手は何人でも帯同可能だが、変更の際は大会運営委員に報告すること。
大会出場選手の情報は事前に公開はせず、各学園は他の学園の出場選手を調べることは禁止とする。(前年の大会などから参加選手の予想などをすることは自由)
大会が始まる際、参加選手たちは開催地である魔法学園から大会が行われる異空間に魔法で転送される。その際、転送先は完全ランダムであり転送直後の戦闘も有りうる。
大会が行われる異空間は縦横二十キロの大きな浮遊した島であり、周りには例のごとく結界が張ってあるため選手が死ぬことはない。致死量のダメージを受けた場合は光の塵となって再び開催地の学園に転送されてリタイヤとなる。リタイヤとなった選手は再び大会に戻ることは不可能。
残りの選手が一人、もしくは同一学園の選手たちとなった瞬間に大会は終了し、その選手もしくは選手たちが所属する魔法学園の優勝が決まる。
大会中の食料や水分は各自で調達すること。島には川や木の実などがたくさんある。不測の事態の際には教会関係者、もしくは聖教会の職員、場合によっては十三使徒や特級魔法師が対応に当たること。
代表選手たちは各自の知恵や技術を使い、自分たちの学園が勝利できるように最善を尽くすこと。
大会が行われる異空間に浮遊する島、ラピス島。
縦横二十キロに広がる正方形のような島で九つのエリアに分かれている。
乾いた土地に水の少ない高温な砂漠エリア。
緑豊かで水分豊富だが視界の悪い密林エリア。
水がたくさんある海エリア。
あたり一面見晴らしのいい緑の芝生が生えた草原エリア。
常時強風の吹いている強風エリア。
かつて人々が住んでいたが廃墟になってしまった都市エリア。
赤土に囲まれた岩だらけの岩山エリア。
木々が生い茂るが比較的過ごしやすい森エリア。
灼熱に囲まれた火山エリア。
この九つのエリアが都市エリアを中心に広がっており、代表選手たちはそのエリアの特性を使っていかに早く仲間と合流するか、またいかにして敵を欺き仕留めるかが問われる。
以上、レイリア魔法大会のルール
いつも読んでいただきありがとうございます。今回はレイリア魔法大会についてのルール説明をさせていただきました。わかりやすかったでしょうか?
いざルールを書いてみると意外に難しく、これが精一杯でした。もしわからない点やわかりにくい点があれば教えてもらえると嬉しいです。すぐにわかりやすいように善処しますので。
それでは次から本当に舞台をオルナの街に移します。一章最初以来の久しぶりのオルナの街ですが、よろしくお願いします。




