2-2 ファンクラブ紹介「白亜の聖域」
【案内人・葛城 二華より】
資料コーナー「六花楽譜」、本日は次女・深雪さんを慕う組織、「白亜の聖域」についてご案内いたします。
学園内では、生徒会に次ぐ組織とも見られている存在でございます。詳しくは、アイに解説を任せることといたしましょう。
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【真白・P・アイより・組織概要】
こんにちは、皆さま。白亜の聖域、通称「聖域」について解析結果をご報告いたします。
この組織は、深雪さんを聖女、あるいは教祖のように崇める方々を中心とした組織でございます。文化祭などにおける集客力は桁違いだと分析します。組織としての性質は、精神性、憧憬、そして静かな権威——深雪さんの神聖な佇まいを、周囲から補完するような役割を担っていると申し上げてよろしいかと思います。
興味深いのは、活動拠点が新館の大会議室、通称「白の社交室」に置かれている点です。学園内外における公的な活動が評価されての使用許可だそうで、単なる同好の集まりを超えた、しっかりとした組織性がうかがえます。
規模についても報告いたします。学内の会員数は約250名。全校生徒の中でも決して小さな数字ではございません。女性会員が多数を占めており、また、初等部の会員も多く、低学年のうちから深雪さんに魅了される生徒が多い、という傾向がうかがえます。
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【真白・P・アイより・主要メンバー】
続いて、組織を支える主要な方々についてご報告いたします。
代表を務めるのは、白瀬 聖さん。使徒という階級にあり、聖域を実質的に率いる立場でございます。
そしてもうお一方、専用の階級、法王を戴くのが、西園寺 玲さん。かつて生徒会長を三期務めた方が、退任と同時にこの組織へ移られたのは、学園の中でも話題になったと記録にございます。
ほかにも、柊木 詩乃さん、結城 琴音さんが使徒として組織を支え、篠宮 透さん、御影 紗雪さんも同じく使徒として名を連ねております。上級会員である信徒の中には、一ノ瀬 小春さんのお名前も見られます。
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【美琴 二凛より・組織の様子】
皆さま、こんにちは。美琴 二凛です。私からは、組織の雰囲気について少しお話しさせていただきますね。
聖域の皆さまは、幹部の方を「使徒」、上級会員の方を「信徒」、そして一般会員の方を「巡礼者」とお呼びしているのだそうです。深雪さんに倣って、ケープを身に着けていらっしゃる方もいるとのことですが、一般の会員の方々は、あえてその真似を控えていらっしゃるのだと伺いました。
崇拝する対象と同じ装いをすることへの、畏れの表れなのだそうです。……そのお気持ち、少し分かるような気がいたします。大切な方に対しては、近づきたい気持ちと、恐れ多いという気持ちが、同時に生まれるものですから。
また、聖域には「白亜通信 Compassion of Snow」という月刊の会報誌があるのだそうです。通称「CS」と呼ばれ、なんと毎号80頁にも及ぶのだとか。……深雪さんへの想いが、これほど厚みのある一冊に結晶するのですね。私も、少し覗いてみたくなってしまいます。
もう一つ、「白灯の間」という活動もあるのだそうです。聖さん、詩乃さん、琴音さんという三名の使徒の方々が、いわば相談役のような形で、悩み事に耳を傾けてくださる場なのだとか。中でも聖さんが担当なさる日は、半年待ちになるほどの人気だと伺いました。……深雪さんへの敬愛が、こうして誰かを支える優しさにも変わっているのですね。
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【真白・P・アイより・組織の機能】
最後に、聖域の機能面についてご報告いたします。
この組織は、精神的な影響力に加え、奉仕活動や初等部への学習支援といった実務も担っております。また、学園行事を支援する動きも見られるとのことです。
そのほか、毎月開かれる「雪華の集い」や、年に二回の「白百合の茶会」など、深雪さんを囲む行事が行われております。
崇拝という静かな熱量が、実際の行動力へときちんと変換されている——この点は、聖域という組織の成熟度を示していると分析いたします。
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【案内人・葛城 二華より】
アイ、二凛さん、ありがとうございます。
白亜の聖域は、深雪さんという方の持つ静かな神聖性が、そのまま組織の在り方に映し出されたもの——そのように考えております。声高な熱狂ではなく、畏れと敬いをもって支える形。六つの組織の中でも、独特の空気を纏った存在でございます。
次回の六花楽譜も、どうぞお楽しみに。




