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白銀の過去

そんな中、口を開いた人物がいた。


「たく・・・ しゃーねーな。 あと少しだったのによ・・・


話を聞きたくなかったら、殺したいと思ったタイミングで殺してくれ。


別に信じなくて良い。


昔々、あるところにクソがいました。そのクソガキは無能力者でした。


当時は学校という制度があり、クソガキは学校に通っていました。


当時の無能力者は、陰湿ないじめに遭っていました。


死ぬ寸前のところで、同学年の転校生の美少女に救われました。


その子はとても優秀かつ可愛く、能力者間の間でもとても人気でした。


その女の子の能力は、【完全記憶能力】というものでした。


助けられたクソガキは、単純だったので惚れてしまいました。

無能力者を差別しないところに惚れてしまったのでしょう。


自分には不釣り合いだと理解していたにも関わらず、無能力者にも関わらず、その美少女と対等に話せる人物になりたいという、クソガキの叶うことのない目標ができました。


それから毎日、意味がないにも関わらず、毎日、勉強と筋トレを頑張りました。

そんなある日、学校でテロが起きました。海外勢によるものだったそうです。


そんな中、あの美少女が、一人一人テロリストを倒していきました。

実は、美少女は、七福人と呼ばれる平和を守る裏の諜報員の一人だったのです。


とてもかっこよかったです。


ただ、クソガキの教室には倒し損なった能力者が来て大暴れをしました。


クソガキはタダで死ぬよりは闘って死のうと思い能力者と戦いました。 


もちろん、かなうわけもありませんでした。


ただ、色々なトレーニングを経て、肉体的にも心理戦にも強くなっていました。


時間を稼ぐことはできましたが無駄でありました。


そんな中、またしても、クソガキは戻ってきた美少女に助けられました。


そこでクソガキは気がつきました。今までの努力は無駄であったことに。


それにもかかわらず、美少女は一緒に働かないかと誘ってきました。 


慰め程度にしか思っていなかったクソガキは断りました。


が、なぜか美少女は本気でした。無能力者でも構わないと言うのです。



七福人と言っても、7人を筆頭に、それぞれ大なり小なり部下を持っていました。


国のために戦うことに興味がなかったが、美少女が直に教えてくれるということなので、参加しました。


下心しかありませんでした。


そして、勉強面、心理面、肉体面、あらゆる分野の指導を受けました。


全てにおいて、クソガキは美少女に一度も勝つことができずに、ボコボコにされ続けました。


後悔しました。


途中で知ったことは、美少女が無効化する能力を持っていること。


そして、能力ではないが一度見たものを忘れないと言う記憶力を有していたため、

あらゆる分野における習得度が異常に高いことがわかりました。


美少女は無能力者でも、美少女の周りにいれば能力者と対等に戦える。

無能力者にも価値がある。やるべきことは、人間として強くなることだけとのことでした。



そんな中、クソガキに奇跡が起きました。

一緒に過ごす時間が長くなるうちに美少女と付き合うことができたのです。


正直、本当に好きだったのかは謎です。


育成のモチベーションだったのか。

恋愛と言う経験を味わいたかったのか。


ただ、クソガキは好きで、好きで仕方なかったのです。


色々なことをしました。楽しかったです。


欲に負けて、能力者に憧れていたにも関わらず、

30歳になっても魔法使いになれなくなってしまうことさえしてしまいました。



そんな中、珍しく美少女が任務でミスを犯し、クソガキが窮地に陥りました。


能力者と一人で戦わなければならなくなってしまったのです


クソガキは無能力者であったにも関わらず、無効化せずとも殺すことに成功しました。


その時でした。


クソガキの能力が覚醒したのでした。



無能力者だと思っていたクソガキは能力者だったのです。


クソガキの能力は、相手を殺すことで発動しました。



クソガキは、嬉しくなりました。


最強になるチャンスがあり、やっと、彼氏であると言えるかもしれないと思ったからです。


ただ単にプライドでした。自己満でした。

しっかりと付き合うには自分が最強でなければならないとずっと思っていたからです。


ひたすらムカつく奴らは殺してきました。


実は、交際していることは周りには隠していました。

クソガキからのお願いでした。



他の男が自分より弱い男と付き合ってることを知り、アプローチをして取られるのが嫌だったのです。

ずっと、自分の女を守れないことにコンプレックスを抱いてました。


戦争前の決起会でも、ものすごくアプローチを受けている彼女を見て、嫉妬していました。


もうすぐ、堂々と『自分の女だから雑魚は手を出すな』と言える。


世界最強になることは彼氏になれるチャンスでした。



戦争では、世界最強と呼ばれていた連合国の敵を全員を倒しました。

そうです。


世界最強になったのです。



クソガキは、彼女の心配など一ミリもしませんでした。



クソガキはやっと、彼女の彼氏になれると信じていました。


ウキウキ気分のクソガキは、彼女のいる集合場所に帰りました。


そこには誰もいなかったのです。


仲間がいるはずだったのに。



一人を除いて。

瀕死の彼女がいました。


クソガキはあらゆる能力使い治そうとしましたが、能力はもちろん効きませんでした。


クソガキは頼まれました。


殺してくれと。


何故ならば、無効化能力をクソガキに寄生させるためでした。


クソガキは聞かされていました。

無効化能力は近くの善人に寄生する。

そんな可愛い話ではないことを。


それは、半分正解くらいの感覚でしかないのです。


元々は敵を倒すための能力。弱い奴には寄生しないのです。


殺すことで前主より強いと判断するからです。


別に、寄生先を育てる必要はありません


前主が自然死した場合にはランダムで近くにいる強い人物に寄生します。

ただ、代々、前主を殺して罪悪感を抱いている人々は、まともな人間に殺されることを望むのです。


美少女の能力が発現した日がなぜ孤児院の長が死んだ日だったのか。

そうです。

美少女は孤児院の長が不治の病で、頼まれて殺したのです。


美少女は、妹には真実を伝えられなかったのです。


美少女は、七福人となり、自分なりに良いことをして生きようとしていたのです。



当時の戦場には、強者も多くいました。敵軍にこの能力が渡ると大変でした。



クソガキは、持っていたナイフで瀕死の彼女の心臓を刺して殺しました。


クソガキに、能力が移動しました。

それを確認しクソガキは、この世界ごと壊そうとしました。


なぜなら、犯人は地球上にいるからです。


クソガキにはできませんでした。


持っていた能力が使えなくなっていたのです。


クソガキはよくわからなくなりました。


最強になったら、手に入れられると思ったのに、


自分の手で壊してしまったのです。


でも思ったのです、クソガキが世界で一番強くなり、一回も倒せなかった人を殺した。



この論理の結論が、クソガキ=最強であることに。



最強のクソガキは目標を失いました。


何もする気が起きませんでした。


たまたま、任務とは別の時に助けた婆さんに会いタダで住まわせてもらいました。


10年間この部屋で無意味に過ごしていましたとさ。めでたし。めでたし」

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