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第四話 電子レンジさんとブルマちゃん

ある日の事



スタ、スタ、スタ、スタ。


「ククク…。今そこで見かけたキジ猫。いきなり喧嘩売ってきたから、俺様のパンチ一発お見舞いしたらグチャグチャのお陀仏ニャ。」



は!!!!?来ていきなり何物騒な事言い出しますの!?


つか、そのキジ猫に怪我させたの!?


何してんの!?ブルマちゃん!?


そのキジ猫どこ!?


(゜Д゜#)殺してないよね!?



「ふっ。冗談ニャ。ちょっと撫でてやったら泣きながら逃げていったニャ。たまお、キジ猫見かけてもメシやるなよニャ。あぁいうノラ猫は調子に乗るとしょちゅう来るようになるからニャ。そうなったら大変ニャ。気をつけるニャ。」






ブルマちゃん、どの口が言ってますの…?


(´・ω・`)あんたしょっちゅう来てますやん…



まぁ、キジ猫が無事なら良かったです。


ところで、ブルマちゃん今日はご飯何食べて行きますの~?



「冷蔵庫にイ◯バの焼きかつおの残り半分あったよニャ。あれよこせニャ。」



なら、冷たいからちょっと温めましょうかね?


(*´▽`*) なんでか冷蔵庫の中身知ってるのねぇ。ふ~ん。



「熱くしたら殺すニャ。電子レンジで500w10秒ニャ。いや、待つニャ。…焼きかつおは半分だから…5秒ニャ!間違うなよニャ!5秒ニャ絶対ニャ!!」



はいはい。分かりましたよー。


(^o^)1500ワットで50秒ねぇ。



そんな会話してまして、じゃぁチンしましょかねって私が言うた途端に



「はぁ!?チン!?今おどれチン言うた!?ワシ、いつチ~~~ン♪て情けな~い声出した?よう聴いてみぃ?ワシ温めたら森のクマさん歌いよるやろ?おどれの耳には森のクマさんがチン!?いっぺん耳鼻科行ってこいやーーーー!!!!!!」



といきなり電子レンジさんの怒声炸裂ですよ。




私、びっくりして心臓バクバクですよ。怖ぁって、ビビってしまいました。


(´;ω;`)



でも、ブルマちゃん何食わぬ顔で冷蔵庫さんから焼きかつお取り出して、電子レンジさんの中に入れて扉バーーーーーン!!!!



…森のクマさん歌わせよりました。



で、焼きかつおをキレーに食べてから私に一言…。



「ふっ…電子レンジが喋るなんてありえんニャ…。」



ちょ、私まだ何も言うとりませんよぉ!


いきなり締めないで!


(-_-;)つか、ブルマちゃん電子レンジ操作できるんや



電子レンジさんはブルマちゃんを憧れの眼差しで見ながら


「ワシ…あんたの為にチンしていきたいわぁ。」ですと…。



…この人、自分でチン言うてもうとる。



あら、お時間きちゃいましたね。


また、次回をお楽しみに。


(´ー`)ノ


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