プロローグ
ポテチってマジうまぁ。
パリパリの食感が最高。
本当にご飯よりポテチが大好きです。
パリっ。
あぁ、し・あ・わ・せ。
(*´д`*)
あっ!
皆さんはじめましてー!
私ポテチ好きの猫野たまおといいます。
よろしくね。
(//∀//)
…挨拶も済んだのでさっそくですが皆さん聞いて下さいよっ。
ある日近所のスーパーで、ポテチの特売やってたから買いに行ったんですよ。
でも、私が行った時には売り切れておりました。
(T□T)ポテチ売り切れって、転売騒ぎの時くらいしか見たことないよ…
仕方ないのでしょんぼりしながら家に帰りましたら、玄関のドアノブに何やらビニール袋が掛かっているです。
なんだろ?と思いながら中を覗くとなんと手作りポテチが入っとるやないでSKY!
だ、誰!?
はっ!?も、もしかして神様!?
神様ありがとぉ!
私が、いつもお地蔵さんにポテチあげてるの見ててくれたんですねっ!
私がしょんぼりしてるのを見てこのポテチを私に下さったのですね!
もぉ、こんな気ぃ使わんで良いのにぃ~。
(T▽T)嬉しいですよぉ
ではぁ、じゅるり。
せっかくだから遠慮せずに頂きますよー。
オラもう我慢できねぇ。
ぱりぱり…。
…!?
えっ!?
う、うまぁ!!!
何これ!?
塩加減絶妙!!
食感、味、風味ともに最高金賞受賞!!
ん?なんだか力が湧いてくるよ?
あれ?体がポカポカしてきて…あれ?なんだか楽しいやぁ!
アハハハハ~!!
ウキャキャキャキャ~!!
クワァーハッハッハッー!!
(゜∀。)
…
…
…
…
…コテ。
…寝る。
オヤスミナサイ…。
…
…
…
『万物と会話する力を取得しました』
----次の日の朝----
…zzz。
…
…
…う、う~ん。
…くはぁ。
ムニャ…おはよです。
フワワァ…なんだかいっぱい寝た感じ…。
…今何時ぃ?
…!?
えっ!?
朝!?8時!?
私、何時間寝たの!?
やばい。遅刻するやん。
急いで仕事行く支度して家を出ました。
バスが来る時間まであと5分。大丈夫バス停まで歩いても5分で着く。なら走ればバスには十分に間に合う。良し!
そんな思いながら自分の家の前を過ぎようとした時、道に真っ黒なノラ猫が横になっとりますの。
仕事行くのに急いでいた事も忘れノラ猫をしばらく見ていたんですが、そのノラ猫は全然動かないので死んどるの?と思いツンツンしたらピクって動くですけど、なんだか様子おかしいです。
もしかして
こ、これって死にかけとる!?
私、急いで動物病院に連れて行きました。
そしたら、背中を切ってケガしてるのと、衰弱が酷いからと入院になりましたわ…。
因みにその日は急に発熱が…と会社には仮病の報告をして休んでしまいました。
(ー_ー;)ごめんなさい
----それから1週間後----
ノラ猫は元気になり退院して、うちにやってきました。
…でも。
「けっ…この部屋くそ面白くもないニャ。俺様、帰るからお土産に卵焼き作れニャ。」
助けたノラ猫は性格も最悪、口も悪いサイテーなノラ猫だったです。
名前はブルマだって。
て、て、て、てか、な、な、何で喋ってるのぉ?
私、足ガクガクしながら卵焼き作りましたよ。
はい…。
ブルマちゃんは卵焼き持ってサッサと帰って行きました。
…
…
…
…
そして、次の日から毎日…。
スタ、スタ、スタ…。
ま、また今日もやってきましたよぉ。
恐ろ~し。
(>_<)
「オイ…ブサイク。ドア開けろニャ。早く飯よこせニャ。モタモタしてるとぶち殺すニャ…。」
ホント何で猫が喋んの!?
何で~!?
(#゜Д゜)
ねぇねぇ、職場の先輩?何でこの猫、喋べれるんですかね?
凄い猫がいたもんですね。
さすが21世紀ですね。
…私、先輩にこの喋るノラ猫を見せたです。
でも、先輩は「はっ?………オイオイたまちゃんよい。何を言ってんのよ?猫が喋るわけないやん?さっきからこの猫、『ニャ~。』って鳴いてるだけやん。たまちゃん疲れてる?大丈夫?」て私を変な人見る目で見とりますよ。
(;゜□゜)
私は痛いヤツと思われないように、そこんとこはうやむやにしつつ、ギャグという事でごまかしました。
でもそんな時でもブルマちゃんは…
「ふっ…この無能ボケが。早々に立ち去れニャっ。」
と、先輩に言うとります。
(´・ω・`)
あぁ、ポテチ食べたい。
あっ、あのポテチウマウマやったなぁ。
神様、またあのポテチくれんかなぁ。
ウフフゥ。
(*´д`*)