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アドミラルドラゴン(星海転生)  作者: 伊藤洋行
第一章 ダイゴ誕生
5/14

出撃!第128艦隊

 5話まで来ました。

誤字、脱字がありましたら、どんどん御指摘下さい。

 宇宙艦隊の巨大な衛星基地から第128艦隊は発進した。

トウゴウ司令官率いる第128艦隊は陣形を保ちつつ、ゆっくりと進む。


「マジックゲート・オープン!」

「これより第128艦隊はツシマ星系に向かう」

巨大な魔法陣が出現し艦隊を飲み込んでゆく。


この時代、魔法科学によって恒星間ジャンプが可能になり艦隊レベルで運用するには大量のMPを消費したが行動範囲が一気に拡大していた。


真っ暗な宇宙空間に巨大な魔法陣の華が開き、次々と宇宙戦艦が出現する。

旗艦ミカサのブリッジ。

「本日、新任艦3隻を含む総勢30隻 無事ゲートを通過しました」

「うむ」

トウゴウ司令官は頷き、モニター上に浮かぶ味方艦を眺めていた。

 「ん?」

戦列に並ぶ艦の中にひときわ艶やかにコーティングされた駆逐艦が1隻。

「なんだアレは?」

トウゴウの言葉にクルーがモニターを見る。

そこには他の艦とは明らかに違う輝きを放ちピカピカにコーティングされた"シマカゼ"の姿が映し出さていた。

「あ・・あれは・・どうやら駆逐艦の"シマカゼ"のようです」

「え~、艦長は新任のダイゴ少尉であります・・」

慌ててクルーが回答する。


「どうだいシマカゼちゃん、キレイになってるだろう」

「ダイゴさん、ありがとう御座いますぅ~♡」

ダイゴとシマカゼが嬉しそうに会話している。

それを冷ややかな目で眺めながら

「3日もかけて一人でワックスかけるとか・・・艦長は何を考えている?」

と副官のレイチェルは頭を悩ませていた。


旗艦ミカサを中心に第128艦隊は、静寂の中ゆっくりと進軍してゆく。

「この辺りか、報告にあった宙域は?」

「はい、民間船と、その護衛艦からの救難信号は、この宙域から発信されたものと確認されてます」

「捜索を続ける」

トウゴウ司令官の指示により慎重に宙域の捜索は開始された。

暗い宇宙空間に艦の残骸と思われるデブリが無数漂っている。

壊れかけのパーツに残ったエネルギーがチカチカと点滅しているのが見てとれるのが物悲しい・・。

やがて、その向こう側に怪しく光る赤い瞳のような明滅が急速に広り、ただならぬ気配が辺りに漂い始める。


「魔力レーダーに反応!」

「識別確認、敵魔王軍です!」

「全艦に号令、第一種戦闘態勢!」

フォーン!フォーン!フォーン!

艦隊に緊張が走り、宙域にけたたましく警報が鳴り響く。


禍々しい彩りの巨大戦艦を中心に大小織り交ぜた艦が100隻余り

3倍強の敵、それらが獲物を見つけた猛禽類のように翼端を広げ襲い掛かって来た。

「新しい獲物だ、俺たち魔王軍の恐ろしさを存分に思い知らせてやれ」

ゴブリンコマンダーの号令が全艦に響渡る。


「魔法障壁展開、陣形を崩すな!」

旗艦ミカサからの指示で各艦、武装及び障壁をすばやく展開する。

各艦、花が開くように戦闘モードに移行していくが敵の電光石火の猛攻に障壁の張り遅れた艦が火だるまになる。

「三番艦被弾、駆逐艦"サザナミ"大破!」

先手を取られ数隻に被害が出たが、なんとか態勢を立て直し

魔法障壁を張り巡らしてゆく。


「全艦、障壁展開完了!」

「有効射程内に入りました!」

「正面の敵に放火を集中、撃てぇ!」

トウゴウ司令官の冷静沈着な指示の元、宇宙軍の反撃は開始された。

数的な不利をものともせず、巧みな連係と集中した魔導砲撃で次々と敵艦を撃破していった。



 5話修正しました。

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