異世界宇宙と黒い惑星
この世界について簡単に説明させていただきます。
この時代、宇宙では(人間+亜人)VS魔物の戦いが行われていた。
事の起こりは人類が太陽の反対側に地球と似た惑星を観測した事から始まる。
その惑星には"亜人"と呼ばれる人類によく似た生命体が多種多様におり魔法を使った高度な文明を誇っていた。
人類は魔法文化に驚愕し"種"としての限界を感じていた事もあり積極的に異文化交流を始めた。
結果、魔法科学を基盤とした宇宙進出はマジックゲート等の発明により飛躍的に向上し他星系に移民すら行うほどの広がりを見せた。
それから百年、人類は辺境の星系に"黒の惑星"を発見する。
漆黒の惑星は豊富な地下資源を有していた。
人類はすぐさま資源採掘の為の大規模な移民を開始した。
それが罠だと知らず・・・。
"黒の惑星"の住人が100万人を超えた頃、開発局は地中深くに人工と思われる遺跡を見つけ調査を始める。
開発局に同行していた数名の亜人は不穏な空気を察知し、直ちに発掘中止を申し出るが人間側の探査欲求に押され足を踏み入れてしまう。
そして"地獄の門"を開けてしまった。
開放された門からは、あらゆる魔物が現れ、瞬く間に惑星移民都市を蹂躙した。
さらに恐ろしい事に魔物たちは人類の技術を模倣し宇宙に進出してしまう。
これら一連の行動が全て魔王の指示だったと知るには、さらに数年の時間が掛かり宇宙をふたつに分けた大戦の始まりだった。
3話目、修正しました。