【第2話】魔法を使ってみよう!
そう思ってから三年少し経ちました( ◜ω◝ )
今住んでる町、ローナムは始まりの町と呼ばれているらしい
らしいと言っても昔の本に書いてあったしなぁ…
私の家はこの町の図書館と言えばいいのだろうか、まぁ図書館だとしとこう、だから古い本などが読み放題なのだ
「さすがに魔術の本はあまりなかったなぁ…」
母に聞いてみるともう少し大きい街ならあるそうだ
魔術の本は高いみたいで取り寄せられないんだなと何となくその口振りから察したが
「まぁ魔術の本はゲットしたしやってみよう」
この本には基本魔術が書かれていて初心者にも優しいらしい
らしいって何だよと思ったが両親は魔法が使えないみたいだししょうがない
先ずは火の魔法を…と思ったけどこの町森の中にあるし危ないよなぁ…
しょうがない、水の魔法をやってみよう
『ハイドル』
どうせチョロっとしか出ないんだろうけど…
そーそーこうやってポワッて光って…
『ドドドドドド!!!!』
「………はぁぁぁぁぁぁ!?!?!?」
ちょっと待てやぁぁぁぁぁ!!!!!!!
待って!!初級魔法でこんなことになる!?!?
そして…
「どーやって止めるのこれぇぇぇぇぇ!!!!」
池の近くでやってよかった程度じゃないよこれ!!!
「ストップ!ストップ!ストォォォップ!!!」
光が消え水が止まった
「こうなるなんて誰が予想するもんか…!」
魔道書がビチョビチョになっている
「どーすんだこれ!!!」
「大丈夫か!?!?」
遠くから大人の声が聞こえる
ヤバいと思った時にはもう遅かった
「なんか凄い音が聞こえたから急いで来たけど大丈夫か!?………って、なんじゃこりゃ………」
あちゃー…見られちゃった…
あれ?この人ってもしや…
「これ君がやったのかい!?」
あ、この人ギルドマスターの人だわ
オワタ
………腹をくくろう
「………そうです」
「………どんな魔法を使ったらこうなるんだ…」
そらみんなそう思うだろうよ、地面抉れてるし
「なんか、この本の水魔法使ったんですけど…」
「………これ初級魔法だよ?嘘ついてるよね?」
嘘じゃないんですそれがぁ!!!!
「紛う事なきその魔法です」
「………え、き、君何歳?」
「えっと………7歳です」
「嘘だよn「7歳です」
「え?本当に?」
7歳って言ってるんだけど!!!めんどくさいな!!!
「本当です」
「………あとでギルドに来てもらえるかな?君の時間が合う時でいいから」
「…わかりました」
めんどくさいことになりそう
普通(と言う名の異常)ダネ!