【第1話】転生完了
目が覚めた
周りを見渡してみるが普通の家っぽい
「イテテ…」
頭が殴られた感覚が残る
さっきの夢は……
「そっか、転生したのか」
赤ちゃんからじゃなくてまだよかったかなぁ
体型ちょっと幼児っぽいけど…
「すごい音したけど大丈夫かフローエ!?」
「大丈夫です」
「頭ぶつけてないか!?大丈夫か!?」
「お父様は心配性ですね」
「貴方、フローエが困ってますよ」
助けてくれないかな
「リューザ!!!氷持ってきてくれるか!?」
「だから、大丈夫ですって」
「貴方?」
お母様、笑顔が怖いよ
「す、すまない…私はフローエが心配で…」
「貴方は少し外の空気吸ってらっしゃい?」
「わ、わかったよ…」
母は強し
「あ、朝ごはん食べてないでしょ?さっさと着替えて食べちゃいなさい」
「はーい」
両親の服装や部屋から見て貴族ではないとわかった
「まぁ貴族とかめんどくさそうだし」
あ、そうだステータスとか見れるのかな
一応異世界だし…
ステータスと小さく声に出すと目の前にバーッ…とは出てこなかったけど…何となくどういうステータスかがわかった
「魔力???って何だろ…試したことないのかな?あ、下に説明がある…」
《???は測定不能かその能力等を使用したことがない場合のみ使われます》
「なんだ、そんなことかぁ」
「フローエ?朝ごはん食べないのー?」
「食べるー!」
後で試してみよっと
転生直前の記憶を思い出したみたいです。