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Kiss of Monster 02  作者: 奏路野仁
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「オーッ早いなキズナっ。」

言いながら背中を叩くのは宮田杏。いつもより痛いぞ?

いてておはよう。

「おう。バレン。ナニコレ。」

何って朝来たら机の上に

「ホンメイ?本命って何だよっ誰からだっ姫はっっていねぇのかっまさかアイツらっ。」

宮田杏は風のように飛び去った。かと思うと疾風のように現れ

「アイツらまだ来てねぇっ。じゃあ誰からだよっ隠すなよっ言えよっ。」

ちょっと待って。隠すも何も書いて無いんだ。

「じゃあ罠だ。罠に違いにゃいっ。」

と、その箱に耳を当てる。

「時限爆弾じゃなさそうだな。」

「あーっ杏ちゃん何やってんだよっ皆で一緒にわたナニソレ。」

栄椿。挨拶するより早く

「何だよ本命ってっ皆で義理にしようって約束したよねっねっ。」

「落ち着け椿っ。アタシのじやないっ。てかお前のソレは何だっ。」

「うわーっナンデモナイアルヨ。」

「煩いよ2人とも。教室に居ないと思ったら2人でぬけナニソレ。」

「どっち?どっちが渡したんだこの野郎っ。」

柏木梢も現れた。

どっちでもありませんよ。誰からか書いてないんです。

「抜け駆けしたんじゃないのね?で、その手に持ってるのなに。」

「やっぱり抜け駆けしようとしたんじゃないのっ。」

「待てっそれよりコレだ。コレの処理が先だっ。」

「姫ちゃん達まだなの?他に本命の心当たりないの?」

うえ?心当たりってまさか机の上にあるとか思いもしなかったし

「何の騒ぎ?ナニソレ。」

南室綴が登校。そしてその後ろから

「ナニソレ。」

殆ど聞こえなかったが橘結もボソリと呟いた。

小室絢は箱をひょいと取り上げる。

「何これ。本命って。キズナサマ?ああお前のか。ええっお前のか?誰だっ誰が渡したっ杏か?」

「うるせぇ後からやってきて騒ぐなっ。」

「このクラスにキズナ何とかって居るの?」

「いないわよ。」

カードをもう一枚めくろうとしたり、やはり箱に耳を付けてみたりする。

この中にはいない。

「あ、開けるか?」

「それしかないでしょ。」

「ちよっと待って。それクラスの子からだったら悪いわ。」

「いやそれはない。」

「そうね。ありえない。」

「不可能よ。」

不可能って何だ。

「やっぱり罠だって。」

「ドッキリじゃないの?」

「だから開けてみよって。」

「ちょっと待ってって。仮に万が一本当に本物の本命だったら贈った子に失礼よ。」

橘結までもさらりと失礼な事を言っている気がする。

チャイムが鳴っていしまう。

「キズナ君が開けるのよ。それまで私達は詮索しないこと。いいわね。」

珍しい橘結の命令に皆素直に従った。

HRが終わるや否や宮田杏が教室に駆け込み

「開けたか?誰からだ?教えろ。」

はやいよっ。まだだから。

「だからダメだってば。このクラスの子からだったらどうするのよ。」

「奪い取る。」

「キズナをか?」

「チョコに決まってるだろ。キズナがアタシ達以外からチョコ受け取るとか烏滸がましいわっ。」

本人目の前にして言うか。

「本当に心当たりないのね?」

自慢ですけど皆さん以外で会話した事のあるクラスメイトなんて片手で充分ですよ。

「片手で充分の使い方違うから。」

そんな事より皆さん朝からずっと僕のとこいますけどそろそろ自分のとこに戻られた方がよろしいかと。

「は?何で。」

皆さんとお話したいような人達がいるようなので

「何言っているの?」

いやまああれだ。僕もちょっと冷静に心当たりを思い出してみますので

とか何とか言って皆に戻ってもらった。

心当たりなんてない。

朝からどうも女子達の視線を感じていたのだが、それは僕に向けられていたのではない。

僕の周囲の女子達にきっと渡したい物がある。

案の定、席に戻った橘結達3人に他の女子達がワラワラと集まる。

昼休みにもなると他のクラスからも3人にチョコが届く。

特に小室絢の元には恐らくどの男子生徒よりも多くの贈り物。

「どうやって持って帰るの?」

的な話し以前に、今どうしておこうか。

僕はつい、とりあえずこれに。と祖母から渡された紙袋を差し出してしまった。

「用意いいな。」

うわあっ違いますよっ。祖母が祖母が持って行けってべべべ別に僕が用意したんじゃないですからっ

「何だなんだ。」

小室絢は何の事か判らないようなだが南室綴は突然お腹を抱えてしゃがみ震えた。


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