中国 悠久なる眠れる龍 1 《夏~秦》編
直ぐに分からなくなるのでまとめてみた。
夏 BC1900~1600
少し前まで伝説扱いで神話の世界に片足を突っ込んでいましたが遺跡が見つかったとか。
余りに古くて国家としてどのような形態だったのかよくわかりません。
夏で頑張って物語をつくるより、いっそ突き抜けて中国神話でファンタジーしたほうがが面白いのかな。
殷 BC1600~1000
封神演義のネタで有名ですね。
妲己が超悪女で有名。
酒池肉林とかやんちゃやらかして殷を潰した後、姐さんは日本にまでいらっしゃいました。正体は九尾の狐さん。
周 BC1000~770
同じく封神演義で有名。
封神演義は、紂王、妲己の殷が敵役なら、太公望率いる周が読者側という立ち位置関係で話が展開していきますが、自分が読む限り、周側もかなり胡散臭い連中な気がしました。まあ、この辺の話はまたいつか。
殷に変わって中国の支配者になった周ですが、王さまが子沢山で色んなところに子供をばらまいたせいで周はあっという間に細かく分裂してしまいます。
春秋 BC770~450
/戦国 BC450~250
はい、丁度日本の戦国時代みたいな感じになります。
この頃に諸子百家と言って、様々な思想が現れました。
孔子、老子、孫子、墨子等々です。
なんでそうなったか?
(私見ですが)この時代は国という概念自体が出来たばかりであらゆるインフラが未成熟だったと思います。
インフラと言うのは別にハードウェアに限らず市場での経済活動や税制、法律、治安維持のための方法、軍事等のソフトウェアも含まれます。
とにかく、ソフトもハードもろくなものがない、そんな状態でいたるところにプチ国家が出来てしまった。
そうなるとプチ国家の首長たちは周辺のライバルたちを出し抜こうと、躍起になる。
となれば自然とより効率的なシステムを提案してくれる優秀な人材を募集する。
必然的に、この時期の中国は政治システム提案者の一大需要地帯になったわけです。
そうなると需要と供給の関係から『はい!ぼくちゃん良い考えあります!!』みたいな輩が沢山出てきたんだと思います。
孔子、老子は思想家ではなく、統治の発案、実践者、どちらかというと現代の起業家のイメージの方が近かったのではないかと思います。
因みに春秋は魯(孔子の出身地)の年代で家かれた歴史的トピックスを書いた書物です。
記述は年号順に何が起きたか家かれているだけなのですが、そこから裏を超深読みしないといけないらしいです。
儒家の聖典の一つです。
この春秋、頭の良い昔の人でもやっぱり難しかったらしく色々な注釈本が出ていて、一番読まれているのが左氏さんが注釈したものらしいです。
これが春秋左氏伝ですね。
秦 BC250~200(統一国家として)
秦の始皇帝で有名な秦です。
調べてみたら秦自体は春秋時代からあるみたいですね。
始皇帝が現れて統一国家となったのが紀元前250年ぐらい。始皇帝社長がワンマン過ぎて、社長亡き後、あっという間に滅亡してしまいました。
紀元前200年頃には滅亡してますね。
よくも悪くも始皇帝のキャラが濃すぎです。
次点は徐福。
始皇帝が不老不死を探させた道師です。蓬莱を目指して日本にも流れ着いたらしく日本にも各地に石碑があります。
2018/09/12 初稿
年号いれました。
かなり適当です。
石を投げないでください。