求恵愛
この作品は、読んで不快になる可能性があります。
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読了後の苦情は受け付けませんので、ご了承下さい。
愛して
愛して
愛して
愛して下さい
願ったのは「母」と呼ぶ人にだった
認めて
認めて
認めて
認めて下さい
願ったのは「母」と呼ぶ人にだった
愛されてはいただろう
だって育てて貰ったもの
認められてはいただろう
だって名前を呼んで貰ったもの
それが例え だったとしても
「あの人の子だもの」
「あの家の子だもの」
母も、親戚も……私に言う
祝福のように
呪いのように
母も 私も 妹も 置いていった父
その血がまるで、私だけに流れているかのように
「私の子だもの」
「この家の子だもの」
母も、親戚も……妹に言う
祝福のように
呪いのように
母ではない女性 私達では無い子供を愛する父
その血がまるで、妹には流れていないかのように
まだ子供だった「私」
少しは成長した「私」
未だ呪いのように耳奥で響く言葉達
未だ幼い頃に得たかった恵愛を
未だ授けられずにいる一言を
私は求め
私は諦め
私は ている
中途半端に子供のままで
中途半端に大人となった
中途半端な私
一欠片でも貴女から「 」を貰えたら
落ちない涙
吐き出せない言葉
消えない痛み
それら全てを忘れられるのでしょうか
最後までお付き合い下さり、ありがとうございます。
あらすじ、前書きでもお知らせした通り、読了後の苦情は受け付けませんので、ご了承願います。