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猫の恋愛事情

作者: 北ヶ谷翔太

私は猫美。

野良猫よ。

私には恋敵(ライバル)がいる。

その子の名前は猫子。

なぜ恋敵(ライバル)なのかって?

そんなの簡単よ。

なぜなら・・・。


「ね、猫丸君おはよう。」

街で会って仲良くなった友達の猫丸くん。

かれこれ一週間前に街で死にかけていた私を助けてくれたのがきっかけで仲良くなったの。

助けて貰った時、猫丸くんは

「気をつけてな。」

と笑顔で言ってくれた。

簡単だけれど、その笑顔に私は心を奪われてしまったのです。

私がそんなことを考えていると・・・。

「猫丸くぅーん!

おはよぉー!!」

後ろから確定的なブリっ子がやってきた。

私はすぐに誰かわかった。

「猫子・・・。」

少し、暗い感じで名前を読んでしまったかも知れない。

「猫丸くん。

猫子ねぇ、この前すぅっごくいい感じの穴場スポットを見つけたのぉー。

今度ぉ、一緒に行かない?」

猫子が猫丸くんを誘っている。

猫丸くんは

「いいね。

今度猫美ちゃんと僕と猫子ちゃんの3人で行こう!」

と言っていた。

「へ?」

猫子が間の抜けた声をあげた。

「3人で行ったほうが絶対に楽しいし、3人で行こう!」

そういうと、猫丸くんは笑顔で

「楽しみだなー。」

と言った。

「ね、猫丸くん。

猫子ぉ、猫丸くんと2人だけで行きたいんだけどぉ。」

猫子は私と行きたくないらしく、2人だけで行こうとしている。

すると猫丸くんは

「僕、猫美ちゃんが来ないなら行かない。」

と言うと早足で去って行った。

「え。」

猫子は呆気に取られていたものの、わなわなと肩を震わせて私をキッと睨むと

「まだ負けたわけじゃないからね!!」

と叫び去っていった。

「え、えっと・・・。汗」

私はどうすればいいか分からなかったものの、猫丸くんを追いかけた。

「ハァハァ・・・。

猫丸くん!」

物の数分で猫丸くんには追いついた。

「猫美ちゃん、どうしたの?」

猫丸くんは私に聞いてきた。

「ど、どうしたのって・・・。

さっき話してたでしょ?

穴場スポット、猫子と行ってあげて?」

嘘だ。

本心では一緒に行って欲しくないに決まってる。

けれど私は嫌な女と思われても嫌だったから、猫丸くんにそう告げた。

猫丸くんは不機嫌そうな顔をして

「猫美ちゃんは僕が他の子と一緒にいて楽しいの?」

と聞いてきた。

私は

「よくわからない。

よくわからないけど、モヤモヤする。」

とだけ告げた。

あーあ、ちゃんと本心言わないから嫌われるんだろうな。

私が自己嫌悪に苛まれていると猫丸くんは

「そっか・・・。」

と言っていた。すると猫丸くんは

「じゃあさ、今から僕と猫美ちゃんの2人で遊びに行こうよ。

海の方に。」

とびっくりするような案を言い出した。

「え、えぇ!?」

私は驚きの余り叫んでしまった。

「もしかして、嫌だった?」

猫丸くんは申し訳なさそうな顔をして聞いてきた。

「い、嫌って訳じゃないけど・・・。」

私は慌てて否定をした。

「じゃあ行こう!」

猫丸くんはそう言って歩き出した。


猫とは、自由気ままに満ち溢れている。

それ故に人間のように急かしく嫉妬にまみれた恋はしていない。

けれど、猫も生きている。

猫だって恋もする。

傷ついたり舞い上がったりする。

それが猫の恋愛事情。

前作よりもかなり短い作品です。

時間潰しにささっと作ったのでとてつもなく短い作品になってしまいました・・・。汗

テレビで猫を見ている時にふと

(猫・・・、かわいいなぁー/////笑

猫が出てくる小説書きたい!)

っとなり、かなり即興で作った小説です笑

面白くないかもしれませんが・・・。

楽しんで頂けたら何よりです!笑

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