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急襲!!白夜軍

劇場版ボスキャラ登場!

謎の集団に襲われ、邪馬台国から助けを求めに現れた女・壱与


そして壱与の口から謎の集団について話されるのだった。


壱与「元々(わらわ)達の国である邪馬台国は王である卑弥呼様が仕切っていたのですが、その卑弥呼様が留守の時に奴らが攻めてきたのでござる 」


一刀「(卑弥呼か、確か邪馬台国の女王だったと聞く、一度会ってみたいものだ) 」


三国志の時代の時、日本は弥生時代であり、卑弥呼はだいたいその時代の人物である。


だがこの小説の一刀はまさか卑弥呼があんな筋肉だるまであるだなんて知らなかった。


壱与「あれは一週間くらい前のことだったでござる 」


壱与は自分の知っていることを話した。


一週間、邪馬台国


ザッザッ!!


畑仕事をする邪馬台国の人々


その中に


壱与「ふぅ!卑弥呼様が留守の間に少しでも邪馬台国を盛り上げないとでござる 」


邪馬台国の王である卑弥呼から代理を任された壱与がいた。


男「いやぁ、壱与様は美しいでござるな 」


男「ほんと、卑弥呼様と比べたら月とすっぽんでござるよ 」


あの筋肉だるまと比べたら大抵の人が勝つだろう。


だがその時だ!


見張り「むっ!壱与様、見知らぬ白き船がこちらに向かってくるでござる 」


壱与「何でござると!? 」


壱与がそっちの方角を見てみると


バァンッ!!


そこには戦艦のように大きな白い船がいた!


すると


スッ!


誰かが戦艦から降りてきた。


?「はじめまして邪馬台国の皆さん 」


降りてきた男らしき人物が挨拶すると


壱与「妾は邪馬台国の王代理の壱与と申すでござる。あなた方は何者でござるか! 」


壱与が降りてきた者に訪ねると


白夜「我が名は白夜(びゃくや)と申します 」


バンッ!!


その人物は白夜という名で全身に白い包帯をまとった謎の人物であった。


壱与「その包帯は怪我でもしているでござるか? 」


白夜「心配しないでください。これは生まれつきなものでね。そんなことより… 」


スッ!


白夜は壱与の前に立つと


白夜「我がここに来たのはこの地に眠るというある宝が欲しいからです。代理とはいえ王ならありかを知っているでしょう。大人しく渡せば痛い目に遭わずにすみますよ 」


壱与を脅す白夜だが


男「おい貴様!壱与様に何て口の聞き方をするでござる! 」


ぐいっ!!


一人の男が白夜の胸ぐらをつかんだ。


白夜「成程、これがこの国の挨拶か、ならば… 」


ガシッ!!


男「へっ? 」


白夜は男の胸ぐらをつかむと


ぶぶちんっ!!


壱与「なっ!? 」


邪馬台国の人々『あぁっ!? 』


壱与達はその光景を見て驚いた。


何故なら白夜は…


白夜「おやおや、我の力が強すぎるせいですいませんねぇ 」


バァンッ!!


白夜は胸ぐらごと男の体を引きちぎったのだから!


白夜「さぁ、あなたもこの男と同じ目に遭いたくなければ早く宝を我に渡しなさい 」


白夜が壱与に言うと


男「この化け物め!! 」


ブスッ!!


一人の男が白夜めがけて槍を突き刺した!


だが


白夜「これまた面白い遊びですね 」


ずぼっ!!


男「なにっ!? 」


白夜は平気な顔して槍を引き抜くと


ガシッ!!


白夜「でも我に傷をつけたあなたには罰を受けてもらいましょう 」


ぽいっ!!


男「うわぁーっ!? 」


ドシンッ!!


白夜は槍を繰り出した男をつかんで自分の船に投げると


スッ!


男「ひぃっ!? 」


投げられた男の前に4つの影が立ち塞がった!


?「神聖なる白夜様の体を傷つけるだなんて、愚かな人間もいたものですね。おかけで我ら白夜軍四天王が出るはめになりましたよ 」


?「っていうか、そんな人間なんてみんな死んじゃえばいいんじゃない 」


?「その意見、採用だね! 」


?「神よ、白夜様を傷つけたこの男の愚かな行動をお許しください! 」


男「うわぁーっ…!? 」


それから少しして、男の声が聞こえなくなると


?「白夜様、こいつは始末しておきました 」


ぽいっ!! ドサッ!!


壱与「なっ!? 」


バァンッ!!


船から投げ捨てられた男は見るも無惨な姿にされてしまっていた。


白夜「抵抗するなら死体がどんどん増えますよ。それでもいいんですか? 」


白夜に聞かれた壱与は


壱与「わかりまし… 」


これ以上、邪馬台国の人々を殺されないために宝を渡そうとするが


ババッ!!


壱与の前に邪馬台国の男達が立ち塞がった!


壱与「お前達、何をするでござるか!? 」


男「壱与様、こんな奴らに宝を渡してはいかんでござる! 」


男「それより早くお逃げください!逃げる時間くらいは稼いでみせます! 」


男達はみんな、壱与を逃がすために死ぬ気であった。


壱与「みんな、すまぬでござる! 」


バッ!


そして壱与が逃げると


白夜「やれやれ、命を粗末にする愚か者がこんなにもいるだなんてね。我が相手をするまでもない。四天王と部かの皆さん、相手をしてあげなさい 」


白夜が命令すると


白夜兵『おぉっ!! 』


白夜軍兵士達は立ち向かうのだが


?「白夜様の命とはいえ我はあんな雑魚相手に戦いたくない 」


?「あたしもパ〜ス 」


?「あんな雑魚相手じゃつまらないから僕っちもやだな〜 」


四天王のうち三人が拒否するなか


?「あぁ神よ!白夜様に楯突く愚かな者共を倒す我をお許しください 」


バッ!


一人の大男が船から降りてきた。


白夜「ウリエルだけか、まぁ大人数が相手なら適合ですね。相手をしてあげなさい 」


ウリエル「承知しました白夜様 」


シュシュッ!!


ウリエルという男は印を結ぶと


ウリエル「天忍法・グラビトンの術! 」


バッ!


ウリエルが男達に向かって手を向けた瞬間!


ズズシンッ!!


男達『ぐわぁーっ!? 』


ババタンッ!!


男達を強烈な重力が襲った!


そして


ウリエル「あぁ神よ、こんな雑魚を殺す我をお許しください! 」


ブシュシュンッ!!


多くの男達が殺されたのだった!


壱与「(みんな!?) 」


その殺戮の様子を脱出用の船に乗りながら見つめる壱与


だが彼女は声を出したら白夜に見つかってしまう


自身を逃がすために命を捨てていった男達の死を無駄にしないため彼女は泣き叫ばなかったのだった。


だが彼女に一つの希望の声が聞こえてきた。


白夜「我と戦って勝てると判断したのならそれは愚かな行為だ。我に勝てるのは我と共に生まれた双子の黒龍か、その黒龍が一目置くという呉という国にいる北郷一刀くらいだ 」


壱与「(呉国の北郷一刀!) 」


その言葉を聞いた壱与は呉に向かったのだが途中で嵐に出くわしたのだった。


そしてやがて偶然にも彼女は呉国にたどり着いたという


一刀「(そういえば聞いたことがある。はるか昔、黒龍を封印しようとした時、一人だけ逃げられてしまったと、それが白夜のようだな) 」


一刀が考えていると


壱与「お願いします!邪馬台国を救ってくださいでござる! 」


ガバッ!!


みんなに向かって頭を下げて頼む壱与


蓮華「もし邪馬台国を救わなかったとしても白夜というものは次はこの大陸を狙うかもしれないな、そうなる前に先手を打つ!みんな、いくぞ! 」


蓮華は邪馬台国を救う決意をした!


雪蓮「ところでさ、邪馬台国の宝って何なの?とてつもない金銀財宝? 」


雪蓮が宝について聞くと


壱与「そんなものではござらぬ!邪馬台国に伝わる宝で妾達は『禁断なる力を持つ(たま)』と名付けているでござる!? 」


き…禁断なる力を持つ珠!?


雪蓮「略してキンタ… 」


冥琳「雪蓮、それ以上言うと禁酒だからな♯ 」


雪蓮「わ…わかってるわよ!? 」


下ネタ自重しろ!


壱与「その珠を太陽にかざして生け贄の場に王族や気の高いものを投げ込むことでどんな願いでも叶えることができるのでござる 」


シャオ「じゃあこんなことしてる場合じゃないじゃん!?一刻も早く邪馬台国に向かわないとさ!? 」


壱与「それは大丈夫でござる。珠のありかは邪馬台国の王である卑弥呼様と妾しか知らぬでござるからな 」


蓮華「それに出発するには準備が必要だ。出発は三日後とする。それまで各自準備をしてくれ! 」


呉全員『了解! 』


みんなは蓮華の指示に従うのであった。


それから三日後


呉軍の主要人物は全員港に向かったのだが


七乃「お嬢様、私達だけ残らされちゃいましたね〜 」


美羽と七乃だけが残されてしまった。


雪蓮いわく足手まといだからである。


だが美羽は


美羽「くくくっ!七乃よ、好都合ではないか! 」


七乃「えっ? 」


美羽「鬼の居ぬ間に洗濯とやらじゃ!孫策がいない間に城にある蜂蜜を食べ尽くすぞ!なくなったら買いにいくのじゃ♪ 」


鬼の居ぬ間に洗濯…怖い人がいない間に息抜きすること


七乃「まぁお嬢様、孫策さんが帰ったらお尻叩きは確実なのに怖いもの知らずですね〜♪ 」


美羽「がはは!もっと誉めてたもう♪ 」


誉めてない!


一方港では


バァンッ!!


そこには三つの大きな船があった。どれも呉が誇る船である。


蓮華「船は三隻用意した。これより乗る組を発表する! 」


蓮華がそれぞれの乗組員を発表した


第一の船・祭、穏、茜、蓮華の四人


第二の船・雪蓮、冥琳、明命、思春の四人


第三の船・シャオ、壱与、亞莎、一刀の四人


だが蓮華が乗組員を発表すると


シャオ「あれっ?一刀は蓮華お姉ちゃんと一緒の船じゃないの? 」


蓮華「心配無用だ。一刀がいなくても私は大丈夫だ 」


と言う蓮華だが本音は一刀と一緒にいたくないだけであった。


シャオ「ちょっと蓮華お姉ちゃん! 」


一刀と一緒なのは嬉しいが、この決定に文句を言うシャオ


だが


一刀「シャオ、王である蓮華様の決定は絶対だ。それに蓮華様の次に王になるシャオの護衛も必要だしな 」


シャオ「一刀… 」


一刀は蓮華の決定に黙って従うのだった。


小助『こりゃ行く前から大変な予感がするねぇ!? 』


こうして呉の一行は邪馬台国に向かうのだった!


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