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ある出来事の前触れ

急ですが実は前作の終盤から考えていた話になります。 文体等は前作と同じ視点無しで書かれます。

強敵、黒龍との戦いを制した後、大陸にて三国同盟が結ばれ多くの子供達に囲まれて幸せな日々を過ごす大陸の父・北郷一刀


そして現在呉の城では


呉の城・蓮華の部屋


孫登「はい! 」


ぽんっ!


孫慮「たいっ! 」


ぽんっ!


長女である孫登が妹の孫慮とボール投げをして遊んでいた。


そして子供達が仲良く遊んでいる間に


さらさらっ!


蓮華「ふうっ!これで一通り仕事は終わったわね 」


蓮華が仕事をしていた。


蓮華「早く一刀が帰ってこないかな♪ 」


自らの従者であり、最愛の夫である一刀の帰りを待つ蓮華


ちなみに一刀は遠出に出ており、もうそろそろで帰ってくる予定なのだ。


そして蓮華が一刀の帰りを待っていると


ガチャンッ!!


蓮華「えっ!? 」


子供達が遊んでいる方から何やら音がした。


娘達に何かあったのではと心配した蓮華が向かってみると


バァンッ!!


そこにはボールが当たってしまったのか、部屋のものが散らかっていた。


孫登「か…母様、ごめんなさい… 」


孫慮「あうぅ… 」


怒られると知りながらも泣きそうになりながら謝る娘達だが


蓮華「怒らないから安心なさい、それよりあなた達に怪我がなくてよかったわ 」


ぎゅっ!


孫登「母様… 」


孫慮「あぅ… 」


娘達を優しく抱き締める蓮華


蓮華「さぁ、後は母様が片付けてあげるからあなた達は外で遊んできなさい 」


孫登「いえ、手伝います 」


孫慮「あぅ! 」


子供達に遊びにいくよう言う蓮華だが、子供達は自分達が散らかしたのだから手伝うと言って聞かなかった。


すると


孫慮「あっ! 」


孫登「慮ちゃんどうしたの? 」


片付けている最中に孫慮が何かを見つけた。


バンッ!!


それは小さな小箱であった。


蓮華「どうしたの? 」


孫登「母様、これは何ですか? 」


スッ!


孫登が蓮華に小箱を渡して聞いてみると


蓮華「これは…!?懐かしいわね 」


孫登・孫慮『? 』


何が懐かしいのかわからない娘達


孫登「母様、その箱には何が入っているのですか? 」


蓮華「これにはね… 」


パカッ!


孫登に聞かれた蓮華が小箱を開けると


パァーッ!!


そこには金剛石(ダイヤモンド)がはめられた指輪があった。


孫登「きれいな指輪です〜! 」


孫慮「きれれ〜っ! 」


娘達も宝石の輝かしさに驚いていると


蓮華「この指輪はね、一刀が私にくれたものなのよ 」


孫登「父様がですか!?でも確か父様と母様の結婚式で指輪は… 」


確かに一刀と蓮華の結婚式の際、結婚指輪は省略され、もらえなかったはずなのだが(前作百九十三話『孫呉に咲く一輪の花・後編』参照)


蓮華「この指輪はね、一刀との結婚式より前にもらったものなのよ 」


孫登「そうなのですか!? 」


驚きの出来事を聞かされる孫登


蓮華「その話はちょっと長くなるけど、聞きたい? 」


蓮華が娘達に聞いてみると


孫登「聞きたいです! 」


孫慮「きくきく〜っ! 」


娘達は話を聞きたいそうだ。


蓮華「わかったわ 」


スッ!


そして場所を部屋の寝台に移すと


蓮華「あれはまだあなた達が生まれる前に起きた大戦が始まる結構前の出来事だったわ 」


娘達に話をする蓮華


はたして、何が起きたのだろうか!?







劇場版 真・恋姫†無双 孫呉の忍 〜金剛の(きずな)






それは前作でいうなら理央が登場する前であった前作百六話頃のこと


蓮華「るんるんっ♪ 」


町人に変装した蓮華が町を歩いていた。


蓮華「姉様(雪蓮)から王位を譲り受けたとはいえ町の様子を見るのは必要なことだからな 」


この頃の蓮華は雪蓮から王位を継承されてまだ間がなかった。


そして蓮華が町を歩いていると


蓮華「あっ一刀! 」


バンッ!!


偶然にも町を歩いていた一刀を発見した。


蓮華「かず… 」


そして蓮華が一刀に声をかけようとしたその時!


事件は起きたのだった!?


バッ!


美女A「あ〜ら北郷さんじゃないの♪ 」


美女B「こんなところで出会うだなんて偶然ね♪ 」


ぎゅっ!!


突然現れた二人の巨乳美女が一刀に抱きついてきたのだ!


一刀「ぶばっ!!く…くっつかないでください!!/// 」


美女A「鼻血なんか出しちゃってかわいい♪ 」


顔を赤くしながら鼻血を出す一刀


美女A「それより北郷さん、またあの気持ちいいのやってほしいんだけど 」


美女B「あっ!ずるい!私だって北郷さんにやってもらいたいのに!! 」


一刀「ちょ…ちょっと!?教えてあげたから他の人にやってもらえばいいんじゃ!? 」


美女A「他の人じゃダメなの!! 」


美女B「そうよ!北郷さんじゃなきゃ私達を快楽させてくれないもの!私達の体を触りまくって照れる北郷さんを見るのも面白いしね♪ 」


一体何をさせているのか?


そして一刀なら断るのかと思いきや


一刀「はぁ…わかりましたよ 」


何と!?一刀は了承してしまった!


美女A「やったー♪それじゃあ私達の店で早速してもらうわよ! 」


その店とは…


バンッ!!


何と!?現代でいうキャバクラであった!!


一刀「少しだけですよ 」


美女B「わかってるわよ♪ 」


一刀は美女二人を連れて店に入っていった。


そしてこの光景を散々見せられた蓮華はというと…


蓮華「(か〜ず〜と〜!!♯) 」


ゴォッ!!


そこには某戦闘種族のように髪が逆立った蓮華がいた!


蓮華「(私と子作りまでしておきながら我らならともかく他の女とイチャイチャしおって!!♯) 」


この時、蓮華の怒りは温度計が破裂するくらいの勢いで高まっており、ヤン華(ヤンデレ蓮華)ではなくマジで一刀を殺す勢いであった。


町人「ひぃっ!? 」


そしてその蓮華を目撃した人は恐れたという


それから時間が経ち、晩御飯の頃


一刀「お腹が空いたな 」


一刀が厨房にやって来ると


蓮華「一刀♪ 」


一刀「れ…蓮華様!? 」


そこには割烹着(かっぽうぎ)を着た蓮華がいた。


蓮華「たまには私がお前に料理を作ってやろうと思ってな 」


一刀「そうですか。ありがとうございます 」


この時の蓮華の料理の腕前は食べると危険レベルだったが、一刀のみは平気であった。


蓮華「はい一刀♪ 」


スッ!


蓮華は一刀に食事を渡すと


一刀「ではいただきま… 」


早速食べようとする一刀だが


今日の献立


縮緬雑魚(ちりめんじゃこ)・数匹


・具材が全くなく、汁すら薄く、量の少ない豚汁


一刀「(節約生活でもしているのかな?) 」


もはや節約どころではないメニューだが


蓮華「一刀、ご飯もあるから食べるがよい 」


スッ!


一刀に茶碗を差し出す蓮華だが


ちょこんっ!


茶碗には米が一粒しかなかった。


そして一刀の晩御飯は


一刀「いただきます。ごちそうさま 」


わずか三秒で終わった。


ちなみにおかわりは禁止である。


ちなみに他のみんなは普通の晩御飯であった。


それがその日だけなら一刀も平気だったろうが…


実はその後も三日間同じメニューであり、買い食いも禁止されていた。


そしてこの時、他のみんなは思った。


『一体何があったんだ?』


一刀の離れ


ばくばくっ!


小助『保存用の干し芋を作っておいてよかったな 』


一刀「まったくだ 」


一刀は三日間干し芋だけで飢えをしのいでいた。


小助『しかし一刀、ありゃ蓮華姉ちゃん相当怒ってるけどお前、何をしたんだ?みんなの目の前で蓮華姉ちゃんのおっぱい揉んだのか? 』


一刀「そんなことするはずないだろう!!/// 」


源治ならあり得るが一刀ならそんなことはしない


小助『じゃあ何したんだよ? 』


一刀「俺にも理由がわからない。一体何であんなに怒っているのか?俺は別に悪いことはしていないのに… 」


そしてこの時


蓮華「(別に悪いことはしていないだと!!やりすぎたと思ったから握り飯を持ってきた私がバカだったな!一刀の馬鹿!!飢えて死ぬがよい!!) 」


スッ!


握り飯を持った蓮華が離れの近くにやって来たことを一刀と小助は気づいてなかった。


そして蓮華が離れから去った後


一刀「まぁ内緒にしてることならあるのだがな 」


小助『何を内緒にしてるんだ? 』


一刀「実は… 」


この先の会話を蓮華は聞いていなかった。


ちゃんと話を聞いていればあんなことにはならなかったのかもしれないというのに…


一方その頃、呉の砂浜では


ザザァッ!!


?「うぅっ…!? 」


長い黒髪で白衣の上着、緋色の袴の巫女装束を着た女の子が倒れていたのだった!

理央達のファンの方には申し訳ありませんがこの話には理央、神楽、遥は一切出ません

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