入部届
Q:まともに進める気ある?
A:この連載に関してはない。裏では一日平均百文字は描いてるんじゃない?知らんけど。
部活動についての説明がよくわからなかったら一番下の後書き読んでください。まぁ、何も考えずに書いてるから矛盾が多いかも。
「なんでここにいるの?」
「入部届けを出すため。」
そう言って入部届けを見せつけてくる。そこに書かれている部の名前は園芸部。この学校の部活動は少々――いや、かなり特殊なのだ。こうなった理由は歴史と深くかかわっているのだ。
始まりは学校長の一言だった。「もっと自由な学校を作ろう」と。その方針の一環として部活動をもっと自由に、とのことで生徒が自由に部を作れる校則が誕生した。…それも結構条件が緩いやつが。その結果県内、全国有数の部活動数を誇る学校になった、まではいいのだがいろいろな問題が発生した。部活動総会への参加人数の肥大化、部が増えすぎたことによる部費の減少、昔からある部活の存続の危機などだ。部活動に関する校則は廃止、それに伴って新たな校則の追加、部全体の体制の変換が行われた。
一番上を生徒会としてその下に総合文化部、総合運動部。そこから分類分けが一度挟まれてから普通の部活動となる。生徒会と普通の部活動の間に挟まっているのは管理組織的な物で一つ上位の組織からの一人がそこのトップを務める。この体制の全てが生徒で構成されている。
そして僕が所属しているのが園芸部。かなり特殊な部活だ。名前だけなら普通の部活に見えるのだが、活動内容が普通の学校の部活動ではない。学校、学区全域の花壇の管理、その周りの環境の整備、だ。運動量が多い日は運動部よりも活動量が多くなる結構大変な部活動だ。部員はそこそこいるし自動水撒き機もあるので毎日が地獄というわけでもない。
「確かに受理しました。――じゃあ出てって?一応ここ男子更衣室変わりなんだよ?」
一応園芸部で会議に使うときもあるけど。ただでさえ遅れているんだから早く活動を始めたいのに。
「園芸部の部長には伝えておくから。早くても活動できるのは明日からだから。ほら帰った帰った。」
とりあえず追い返して出て行ったことを確認してから部活動の準備をする。休んでいた分気合を入れて頑張るとしますか。
以下ツリー形式での現在の部活動の体制。もしかしたら環境依存文字が含まれている可能性があるので(いわゆる「けいせん」、これら→┃┣┗)見れなかったらあきらめてください。あと横幅も足りないかも。この部活は?とかやめてください。などがついてるじゃないですか。
生徒会
┣総合運動部
┃┣ゴール系
┃┃┗サッカー部、バスケットボール部など
┃┣ネット系
┃┃┗バレー部、バトミントン部など
┃┣競争系
┃┃┗水泳部、陸上部、自転車競技部など
┃┗その他
┃ ┗野球部、ソフトボール部、柔道部、剣道部など
┗総合文化部
┣自然系
┃┗園芸部、生物部など
┣理系
┃┗コンピューター部、クイズ研究部、物理演算部など
┣文系
┃┗文芸部、小説部、漫画研究部など
┗その他
┗演劇部、茶道部、家庭科部など
※なお、部活動禁止期間に帰宅禁止となってしまわれる方を作らないためにも帰宅部は存在しておりません。ご了承ください。また、この学校には部活動禁止期間は存在しません。
よくわからないトップの話
例えば総合運動部部長は生徒会に所属しています。Aさんが総合運動部部長だったとすると、Aさんは生徒会と総合運動部に所属していることになります。まぁこれとは別に部活動に所属できるんですが。
Aさんの役職は「生徒会、総合運動部」と「総合運動部長」ということになります。
サッカー部部長は「サッカー部部長」でありなおかつ運動部の中でもゴール系の部活動をまとめるところの集まりに所属することになります。形式上はまとめるところから派遣されている部長、という形ですが、実際のところは逆です。