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サクラの花  作者: 白空
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放課後

このサブタイ絶対被るやつやん…。

「補習、ほとんど受けなくていいってどういうことなんですか?」

 補習用の教室に入って一言目がこれだ。なるべく周りに言い聞かせるように言う。これなら先生に注目が行くし、適当なことは言えないはずだ。補習は補習なのだからしっかりと受けるべきである。

「全員揃ったら話すから。」

 うやむやにされてしまった…のか?全員が来てからしなければならないこと…多数決とか?僕が補習を受けなくてもいいと思う人が過半数を超えたら免除とかそういうのなのかな?…いや、絶対にありえない気がする。事情を聞いたとて僕も巻き込もうと絶対に賛成はしてくれないだろう。

「それじゃあ今からみんなにテストを受けてもらう。このテストである程度の点数がとれれば補習から解放してやる。制限時間は補習の時間いっぱい、途中でやめて採点することも出来る。何か質問はないか?」

「今までそんな制度なかったじゃないですか!」

 補習常連感が滲み出ている。

「別に今回だけの特別なものじゃないぞ?補習の概要きちんと見てないだろ。…あのな、補習の終了の基準は先生が学力がある、テスト範囲をしっかりと理解していると認めるまでなんだ。だからこの生徒を今すぐに補習から解放してやってもいいんだ。それをしないだけましだと思わないか?しっかりと過去に頭がいいので補習をやめさせてくださいと頼まれた生徒にはテストを出して爆散していってるんだぞ?…一番の理由はこの学校にいる誰よりもこいつの方が頭がいいのに教える方が馬鹿らしいという話だ。」

 今まで隠していたことをばらしやがったな?とりあえず配られたテストをさっさと終わらせる。業務を増やしてやろうかと思わなくもないが、今日は晴天だ。部活動に行けていなかったので今日は行っておきたい。というわけなので全て暗算やらなんやらで終わらせていこう。途中式を書く時間が無駄だ。先生が即席で作ったテストなんてたかが知れている。

「終わりました。」

「おぉ~。じゃあ、さようなら。」

 さては見ながら採点していたな?手間が省けるならそれでいいが。取り合えず部屋に急ぐ。部屋と言ってもほとんど更衣室変わりだし、そこで活動することも少ないのだが。掛かっている表札には管理室と書いてある。いろいろ理由があってこの広めの部屋はもらっているが、悲しいことに自分しか部に所属していないはずだ。はずなのだ。

「なんでここにいるんですか?」

「来ちゃった。」

 川上さんがなんでここにいるんだ?あとその今にも目から星が飛び出そうなポーズをやめろ。

ちなみに今回受けたテストも定期テストで難しすぎた問題を寄せ集めたものという設定になっています。

各教科一二問です。こいつ頭強すぎ。頭の良さはなろう系並み。

なんで頭良くしたのって?

後腐れなくいちゃいちゃさせるため。

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