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輪廻家族 〜五千年の怨恨呪詛 呪われた家族の輪廻の旅〜  作者: 喜遊元 我可那
身に付けるモノ身に付ける時
30/84

試練

第30話 試練


目覚めた信康は、自分が本当に、記憶が戻った事を知ってもらう為に、包み隠さず話すのだ。

「どうやら、記憶が本当に戻ったみたいだな…良かった…」

聖司が安堵したと共に、皆んなも良かったと口々に言う。

「ねぇ信兄ちゃん、失ってた記憶も元に戻ったの?」

「うん、どうやらそうみたい。やっぱり、あいつの仕業があるみたいだね…」

「やっぱりそうなんだ…本当ムカつくよね!…でも、おかげでリセット出来て、本来の信兄ちゃんになったのだから、逆に今回の1件は、災い転じてってやつかもね…」

「そうかも知れない…でもそもそもあいつが、こんな事しなければ良かっただけなんだよなぁ!あぁー腹立つー!」

また置いてけぼりの聖司達。

「おいおい、いい加減お前達だけで、話進めるのやめてくれないか?毎回そのやり取り、付いていけない俺たちの身にもなってくれよ!」

と、聖司が未だ信康を抱きしめたまま言うのだった。

それを見ていた夕香が

「信康、貴方結構甘えん坊さんだったのね?聖司さん、貴方も子離れ出来てないみたいですよね?余りにも自然にしてたから、普通に見てたけど、本当仲の良い親子ですよね〜」

と、言うのだった。

その一言に慌てて聖司が

「いやこれは、また信康が変な事しないかと思ったのと、後また何処かに行ってしまうんじゃないかと…心配になってつい…」

「僕も違うからね!…ただ、今は父さんが此処にしっかりいるって感じてたかったんだ。僕が父さんを目覚めさせられたんだって、思いたくってさ…」

それを一般的に、甘えん坊と、子離れ出来ないと言うのだと、誰もが思ったのだ。

「はいはい…僕ちゃまさんと、親バカさんはいいとして、本題に入らないとね」

と、阿沙華がしれっと言うのだった。

「「ーーー!!」」

言葉に出来ない2人。

もぅ良いか…よし開き直ろうと、拗ねた2人はそのまま会話を続けるのだった。

「で、僕ちゃまから言うけど、いいよね阿沙華?」

「うんお願い、その方が分かり易いと思うから」

完全に、僕ちゃまと親バカを受け入れた一同。

「使者が仕掛けた事なんだけどね、あいつこの時代の僕達の力を削ぐのと同時に、要らない物まで付加したみたいなんだ…それも全員に…」

聖司の胸に寄り掛かりながら言うので、緊迫感が全く伝わらない。

開き直った聖司も信康の頭の上に顔を乗せ、両腕を信康の両肩から垂らしているので、尚更緊迫感が無いのだった。

拗ねてる2人を見かねて、阿沙華が

「分かったから、もぅバカにしないから、拗ねるのやめてくれる?」

「…やだ…」

「お願いしますって言えば、考えるよなぁ〜信康〜」

「ーーー!分かったわよ!お願いします!どお?これで良い!?」

「気持ちが伝わらないよね〜、だよね〜?父さん…」

「だよなぁ〜」

「あぁーもう!…ふぅ〜、ごめんなさい、どうか元に戻って下さい、お願いします…」

「どうする〜父さん?」

「しょうがない…許すとしようか…」

珍しく阿沙華を言い負かす2人。

それが嬉しかったのか、ハイタッチで喜ぶのだった。

(後で見てなさいよー!)

阿沙華は沸々と湧き上がる怒りに、仕返しの手順を考えていく。

それを察した護都詞が、やれやれとため息をつくのだった。

「いつ迄バカをやってるんだ!聖司と信康!それに阿沙華もいい加減にしなさい!…聖司と信康は、直ぐに拗ねる癖を直しなさい!阿沙華は阿沙華で、人を揶揄うのをやめなさい!3人共分かったかい?それが分かったなら、早く話の続きを聞かせておくれ…」

護都詞の説教で大人しくなる3人。

ようやく信康が、真面目に続きを話す。

「使者が僕達に付け加えた嫌がらせなんだけど、僕の場合は、分析力とかが向上したら、その分の記憶が無くなる様になってたと思うんだ」

「何だって!?それは本当なのか?」

驚いた聖司がそう聞き返すと、阿沙華が

「うん、そうみたいなのよ…しかも其々に、別々のモノが付加されてるみたい…」

「別々のモノ?それはどんなモノなのか分かるかい?」

護都詞が聞くと、今度は信康が答える。

「お爺ちゃんとお婆ちゃんは、まだ何をされたのか判明出来てないんだけど、母さんはね、慈母の想いが強くなればなる程、暴走し易くなるんだ…」

「何が暴走するのかしら?」

と、夕香の質問に、とても言い辛そうに答える信康。

「天然…」

それを聞いた夕香以外は、マジかぁ!?となったのだが、当の本人は

「天然?あらそうなの?でも別に変な事無いわよね〜、当たり前の事ですもの。誰もがそうなのですから、普通でしょ〜?」

そこで“?”となる一同。

「母さん?それってどう言う事?」

「えっ?誰もがそうだって、普通だって事?」

「うんそう…」

「言っている意味が分からないわ?だって誰もが人工的に造られた人間じゃ無いでしょ?だったら天然なの当たり前じゃない〜」

そう来たかぁー!と、誰もが思った、斜め上の回答。

既に手遅れなのだと、夕香に関しては、諦める事にした。

「そうだね…」

「でしょ〜?良かった!私には余り関係のないモノだったみたいね〜フフッ」

どっと疲れながらも、説明を続ける信康。

「そう思ってくれるなら良かったよ…。阿沙華と権也は、家族の絆を掻き乱す様なのが付与されてるんだ。だから阿沙華…自分で説明してくれるかい?その方が人から言われるより、まだマシだろうから…」

「分かった信兄ちゃん。私は観察力と洞察力が増すとね、揶揄ったり、弄ったりするのが強くなるみたいなの。それを分かっているんだけど、さっきもついやってしまって、自分じゃ抑制が効かないのよ…。権也は、直感力が強く働けば働く程、幼児化しちゃうみたいなの。だから言動が幼い子供の様になってしまうの…」

それを聞いた権也が

「えっ僕そうなの?僕普通だよね?」

そう不思議そうに聞き返すのだが、誰もが阿沙華の説明に納得するのだった。

小学4年生にしては、幼い言動が目立つとは思っていたが、まさか使者の仕掛けたモノによるのだったとは、夢にも思わなかったのだ。

夕香にしろ、権也にしろ、普段から変わらない言動だったからだ。

でもこの先、その天然暴走や幼児化が進んでしまうと、力を身に付ける為の習練時や、使者と相対した時に、支障が出ることが容易に理解出来、危惧してしまうのだった。

「確かに、阿沙華と権也に付加されたモノは、家族を掻き乱すモノになりそうだよな…。なぁそれはどうにかならないのか?」

聖司がそう聞くと、信康が

「僕の場合は、たまたま上手くいったけど、他の皆んなは今のところ、手立ては無いのが現状なんだ…探してはいるけれど…。それよりも父さんの方が、もっと大変なんだよ…」

「俺がか?それは一体どんなモノなんだ!?」

「多分、お爺ちゃんとお婆ちゃんは、感じてる筈なんだ」

「私がかい?それに弥夜もとな…それはどんな事なのだい?」

と護都詞が聞く。

「父さんが、父さんらしく無いって事。始まりの父さんとの違いの事なんだよ」

「それは、確かにそう思った事なのだが、何故そう言い切れるんだい?」

「お爺ちゃん達だけ思ったんじゃなく、僕も阿沙華もそう感じたからだよ…。始まりの父さんと、今の父さんに違和感が有ったのがとても気になってたんだ」

「なんと、お前達もそうだったのか?」

ここで阿沙華が

「そうなの、多分お父さんは、お爺ちゃん達から聞かされたんじゃない?始まりのお父さんと同じ魂の筈なのに、何処か違うって…」

「…あぁ、そう言われたよ…でもそれをお前達にも感じてたのか?」

聖司の問いに信康が

「うん、そうなんだ。始まりの父さん、セルジとの違いが余りにも有り過ぎて、凄く違和感を覚えたんだ。だから僕が父さんにアクセスした時に、その違和感が何かと同時に調べてみたら、やっぱり付加された事によるモノだったんだ。それを玉ちゃんに送信して記録に残したんだ、その記録を阿沙華が解析してくれてたんだ」

「私は最初、その記録に気付かなくて、権也の力で分析してたら、信兄ちゃんからのメッセージとして残されてたのに気付いて、それから直ぐに解析したの。すると分かった事が1つ、それはお父さんの正義感や勝気に、頼れるリーダーシップが強くなればなる程、心が脆く壊れ易くなる様にされてたの…」

その説明に、驚愕すると同時に、怒りが沸いてくるのたった。

「…なる程、だからだったのか…聖司がセルジと違うと思ったのは…納得いったよ…」

護都詞が納得し、弥夜は

「では最初に心閉ざした時も、聖司が正義感から同級生を助けようとした時も、それが発動していたのね?…なんて酷い事してくれたの!」

と、怒りを露わにする。

当の本人は

「そのせいで、俺は家族に迷惑を掛けてしまってたんだな…。クソッ!胸糞悪過ぎる!今直ぐあいつを消してやりたい!…だけど…また正義感が強くなれば…心が壊されるんだろ…どうすればいいんだ!?心閉ざさないって誓ったのに…」

やるせない思いで、張り裂けそうになるが

「父さん、それはもぅ大丈夫だよ」

と信康が言う。

「どう言う事だ?大丈夫って…」

「僕がアクセスした時に、その付加消滅させといたから」

「!それは本当なのか!?」

「うん!だから僕と父さんだけ、正常な状態なんだ」

「そうなのか!?…あぁ…それは良かった…」

「でも、お爺ちゃんやお婆ちゃん、母さんに、阿沙華と権也がまだ付加は残ってるから、それを何とかしないと…」

「確かにそうだよな…特に…」

「うん、分かってる…でも…」

「お父さん信兄ちゃん…今は諦めた方が良いと思うよ…」

聖司と信康の考えに、阿沙華が諦めろと言う。

「だろうな…」

と3人の目線の先には、夕香が居た。

それを不思議そうに

「?」

となってこちらを見ている夕香。

夕香の付加されたモノを消し去っても、元々の天然は消えそうに無いからだった。

「今はしょうがないとして、信康と阿沙華、俺も手伝うから、何としても付加されたモノを消し去る方法、見つけてくれないか?」

「うんそのつもりだから!」

「私も頑張って探すからね!後権也の直感力が有れば、もっと早く見つけられると思うから、権也にも手伝って貰った方が良いかもね…ただその為に幼児化が進むと考えると、やっぱり躊躇してしまうけれど…」

「…だよなぁ…それを言ったら、阿沙華お前もだよな…。信康、どうする?」

「……う〜ん、阿沙華の揶揄いと弄りは、僕達が我慢すれば良いから、阿沙華には手伝って貰った方が良いかも知れないね…」

「それなら私も出来るだけ手伝うよ」

そういう風に話がまとまり、残りの家族に今決まった内容を話す。

その後に聖司が

「今は、現状維持って事でしばらくこのままでいるから、先ずは各自の能力を高める為の習練を開始したいんだけど、皆んなそれでも良いかな?」

その言葉に護都詞が

「構わんよ…で、どうすれば良い?」

「僕も早く力を沢山身に付けたいから、早く教えて欲しいよ!」

と権也。

弥夜は

「少し不安はあるけれど、出来る限り頑張ってみるわ」

夕香は

「どんな力が身に付くのか、楽しみですね〜。身に付き過ぎて、太らなければ良いのだけれど、私太っちゃうかしら?」

はい!ありがとう!意味が分からないから、そのまま放置しておきます。

そう思う聖司達。

阿沙華が

「それじゃ皆んな、自分から発せられた光の色と、同じ色を発した祭壇の前にたってね」

そう言われて、皆自分と同じ色を発した祭壇に着く。

「お父さんのせいで、少し痛い思いをするけれど、それは我慢してね」

「…すいません…」

「後は、お父さんがやったみたいに、この時代の自分の肉体の声を聞き、血をその祭壇に付けながら言葉を言うだけで、其々の建物に入れる様になるから」

阿沙華の説明した後信康が、小刀で其々の指先を軽く切って行く。

その作業が終わると、信康も自分の祭壇に着くのだった。

「それじゃ皆んな、肉体にアクセスして阿沙華の言われた通りにやってみて!」

と、信康の号令が出る。

各自、言われた通りにすると、確かに臍の辺りから言葉が浮き上がってきた。

「昔の人達は、魂や心が宿るのは腹だと言っていたが、正にそんな感じなんだな…」

と護都詞が感心すると、権也が

「そうなのお爺ちゃん?」

「あぁそうなんだよ、だから切腹は、魂と心を切る行為だとされてたんだ」

「へぇ〜そうなんだ〜」

その事を信康と阿沙華も、初めて知った。

聖司と夕香に弥夜も、そうだったのかと思うのだが、子供達に見栄を張りたくて、黙っていた。

「それじゃ言葉が分かったみたいだから、順次開始してね」

と阿沙華が言うと

「ヤルバ」

と護都詞が呟き、血を祭壇に垂らす。

その瞬間、眩く光る祭壇が護都詞を光に変えて、外にある建物に送り届けるのだった。

「凄い!あんな感じになって向かうんだ〜!」

と、権也が驚き楽しそうに言う。

「それじゃ僕も〜!ランバム!」

権也も護都詞と同じ様に、建物に光となって送られる。

「…どうやら同じ言葉では無いみたいだな…」

と聖司が言うと、信康が

「セキュリティの為と、その者を判別する為だと思うよ」

と、分かり易く教えてくれた。

「なる程な…ありがとう信康」

「それじゃ次は私が行きますね」

と弥夜。

「エーザマティ」

「私も行きますね〜、メーダーマダー」

直ぐさま夕香も続いて向かう。

阿沙華が

「どうしよう、1つ説明するの忘れてたのだけれど、信兄ちゃん…皆んな大丈夫かな?」

「何言い忘れてたの?」

「力が身に付かない間、外に出られないって事…」

「えっ!アッチャァ〜…マジで!?」

「うん…後で説明するつもりでいたんだけど、既に言ったつもりになってたから、忘れてた…」

「…それはしょうがないよ…僕もそうだったから…。まぁ何とかするよ、それに皆んななら言われなくても分かるだろうから、今は気にせずにいても良いと思うよ」

「ちょっと待ってくれ、また2人で納得してるが、それ本当ならちゃんと説明しなきゃ、いけないだろう!」

「…だよね〜、って事だから父さん、後は任せるね!バザエナル」

と、逃げる様に2人を後にする信康。

呆然としながら阿沙華に目を向けると

「あっ私も行くね〜、ガ…」

「待て!」

「…だよね〜」

「信康は、俺に任せるって言ったが、それはどう言う事なんだ!?そんな事出来るのか?やり方も分からないのに、2人共放り投げて行こうとするなんて、無責任にも程があるぞ!」

「は〜い、ごめんなさい。…正直、余りよく分かってないのだけれど、この創られた空間の殆どが、この時代のお父さんの肉体が必要とされてるみたいなの。だからね、お父さんが必要とした事に対して、対応出来る様になってる筈なのよ。例えば、今なら皆んなに情報を届けたいと思ったのなら、この場所からで無くても、肉体にアクセスして、必要な事柄を聞き出せば、それが出来る様になってる筈なんだよね。試しに、皆んなに情報を伝えるやり方ないか、聞き出してみてくれる?」

「…本当にそうなのか?」

「多分そう…」

「ったく、ちゃんと説明してくれないと、ダメだろう!…よし、それじゃアクセスしてみるよ…」

肉体にアクセスし、集中して検索してみると、確かにこの空間に関して、色々と知ることが出来た。

その中から、伝えるやり方も有り、早速実行してみる。

「阿沙華、確かに有ったから、早速やってみるな」

「うんお願い」

(あ、あ、あぁー。テステス…皆んな聞こえるかぁ〜、聞こえたなら返事してくれよ〜)

ーーーーー

返事が返って来ない、失敗か?

(今の父さん!?何?声が聞こえたー!)

(聖司さん?貴方なの?)

(聖司、聞こえたわよ)

(こんな事も出来るのだな、離れてるのに会話出来るなんて、まるで電話をしてるようだな)

(父さん、上手く出来たみたいだね〜)

(信康!お前には後から説教するから覚悟してなさい!)

(ごめんなさい〜)

と、なんとか上手く行ったみたいだ。

「それじゃ私も向こうに行ってるから、後宜しくね〜、ガノン」

と、阿沙華もこの場を離れ、1人残された聖司。

ちょっと寂しくなるが

(皆んなに伝えないといけない事が、信康と阿沙華から聞かされたんだ)

護都詞が

(それはどんな事なんだ?聖司…それはとても重要な事なんだろう?…このやり取りにも慣れてきたから、何と無く分かるよ…)

と言う。

(正にその通りなんだ父さん。取り敢えず、皆んなが会話をいつでも出来る様にしてあるから、各自必要な時に、会話をしてくれよ、特に説教するときにね!)

その言葉にビクつく信康と阿沙華。

(まぁ今伝えないといけない事だけ伝えるよ。各自の建物から出るには、其々がちゃんと力を使えて身に付いてないとダメなんだ。だから、しっかり習練して、早く力を身に付けて欲しい)

(えぇー!そうなの〜?どうしよう、お腹が空いたら…ハンバーグ食べたいのに…)

権也の反応。

前向きな反応の様に思えて、笑ってしまう。

(流石権也だな、もっと深刻になるかと思ったが、お前の反応で少し気が楽になったよ、本当ブレないお前が羨ましいよ)

と、笑いながら答えると

(なんか…ちょっとバカにしてるでしょ?いいもん!僕は僕だから!)

と言うので、家族全員で笑うのだ。

(ハハハッ、そうだ!権也は権也だ!それじゃ皆んな頑張ってくれよ!)

そう言って会話を終わらせた。

「さて、俺も習練しに向かうか。…ミバエナ…」

言葉を言って、俺専用の建物に送られる。

これでやっと習練を開始出来るのだ。

何がなんでも力を身に付けて、使者を葬ってやるんだ!


そう硬く決意した家族達。

待ち受ける習練の内容は、どんなモノなのかは、始めてみないと分からないが、必ず乗り越えてくれるだろう。


第30話 試練 完

いよいよ次話から、修行開始です。

今話では、まだちゃんと力を使っては無いですが、次話はちゃんと使う場面が出てきます。

では次話をお待ち下さいね〜。

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