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輪廻家族 〜五千年の怨恨呪詛 呪われた家族の輪廻の旅〜  作者: 喜遊元 我可那
終わりの始まり
1/84

繋がる輪廻の行方 巡る輪廻の先 消えゆく者達

 初めての投稿です。

 以前から趣味で書き溜めていた物の一つを投稿しようと思いながら、既に20数年経ちました。

 今更ながら、やっと決心がついての投稿です。

 未熟な文章や構成ですが、良ければ読んでやって下さい。

 では宜しくお願いします。

第1話 消えゆく者達


「ただいまー」

「あっお帰り〜もう直ぐご飯出来るから、手を洗って待っててね〜」

 帰宅した息子に、母親がそう返した。

 其れは、そろそろ暑さが増し始めた季節の、何処にでも在る様な、ありふれた一家族の夕暮れ時の様子である。

「ねぇ今日は何?」

「出来てからのお楽しみよ〜」

 そんな遣り取りをしていると、

「ただいま〜今帰ったよ」

 其う言って帰宅したのは、スーツ姿の男性。

「あっお帰り、父さん」

「お帰りなさ〜い」

「おぅただいま」

 明るい声が飛び交う、この一家の何時もの日常だ。

聖司(せいじ)さん、ご飯まだ掛かりそうだから、良かったら先に権也(けんや)とお風呂に入って来てくれます?」

「分かったよ夕香(ゆうか)、着替えたら入ってくるよ。って事だから権也、始めたばかりのゲームやめてお風呂入るぞ!」

 いつの間にかゲームを始めた権也に、呆れながら言う聖司。

「えぇ〜今良い所なのに〜、後にする…」

「ほら権也!入るぞ!」

「…う〜んもぅ分かったよ…でもちょっと部屋でする事あるから、それ済ませてから行くから…」

「ゲームの前に済ませておきなさい其う言うのは!ったくそれじゃ先に入ってるから、直ぐ来るんだぞ?」

「は〜い…」

 そんな遣り取りをしながら聖司は、夕香の横で手伝いをしてる長女に

阿沙華(あさか)、今日も母さんの手伝い有難うな…」

 其の言葉に長女の阿沙華が

「好きだから全然大丈夫、任せて♪」

 と、頼もしい口調で返すのだった。

 其れを嬉しく思いながら聖司は、普段着に着替えて風呂に向かった。

 シャワーでサッと体を洗い、ゆっくりと湯船に浸かって、仕事の疲れを癒す。

 ふぅ〜良い湯だと思った時に、ようやく権也が入って来た。

「先に体を洗い流して、お前も早く湯船に浸かりなさい」

 其う言うと、権也はうんと応えて、シャワーで体を洗い流して湯船に入る。

 権也の一連の行動を見ながら聖司は

「権也…お前また少し大きくなったみたいだなぁ…」

 其の問いに権也は、

「うん其う、去年から5cmちょっと背伸びたよ」

「ほぉ〜、其うなのか凄いなぁ!」

 成長期盛りの我が子の成長を、とても嬉しく思える聖司だった。

 そんな会話をしながら風呂を済ませ、リビングに向かうと

「ご飯の用意が出来たから、席に着いてね」

 と、夕香が2人に伝える。

 阿沙華も、出来上がった料理をテーブルに運ぶのを手伝っている。

 2人はテーブルに着くが、其処には祖父母の姿が未だ無い。

 聖司は何時もの事だと今日も思い、権也に

「権也、お爺ちゃん達を呼んで来てくれるか?」

 と言うと

「…今日もだよね…はいはい呼んで来るね…」

と言いながら祖父母の部屋に向かう。

 この祖父母、孫達を溺愛していて、溺愛している孫にご飯が出来た事を伝えに来て貰う事が何よりも楽しみで、毎回孫に呼ばれる迄、只ひたすら部屋から出て来ないのだ。

 聖司や夕香が呼びに来ても、孫に呼ばれ無ければ、かなくなに拒否する程なのだ。

 なので毎日、孫の誰かが2人を呼びに行くハメに成っているのだ。

 祖父母が未だかまだかと、孫を心待ちにしていると

「お爺ちゃんお婆ちゃん、ご飯出来たよ〜。早く食べようよ、僕お腹空いて早く食べたいんだよね」

 其う言う権也を見ながら、祖父母の2人の周りに花が咲き乱れる様な幸せそうな顔をして

「呼びに来てくれてありがとう、すまないね直ぐ行くから」

 と2人は、満面の笑顔で食卓に向かうのだった。

 祖父母も食卓に着き、夕香の作ったおかずが全てテーブルに並ぶ。

「夕香、ビールもお願い!」

「はいはい、今出しますからね。お義父さんも呑まれます?」

 と、遣り取りをしている時に

「ただいま〜、疲れた〜」

 と、長男が今帰宅した。

「あっお帰り!遅かったな、部活か?」

 と、聖司が問うと

「お帰りなさい、お疲れ様。荷物置いたら手を洗って、着替えて来てね、其れ迄食べずに待ってるから」

 と、夕香が言うと

「うん部活…着替えとか直ぐに済ませるよ、ちょっと待ってて」

 其う言いながら部屋へと向かい、あっという間に着替えと手洗いを済ませて、食卓に着いた。

 これで家族全員が食卓を囲んで、賑やかに食事を始めた。

信康(のぶやす)、部活の方はどんなもんだい?やっぱり結構厳しい感じか?」

 其う聖司が問いかけると、長男の信康が

「うん結構ハードでキツいかなぁ、でも最近自分でも上手くなってるのが分かる感じで、水泳もキツイけれど楽しくなって来たよ!」

 其う嬉しそうに答える信康に

「其うか!其れは良かった!楽しく出来ているなら、まだまだ上手くなれそうだな!」

 と喜ぶ聖司。

 其の遣り取りに、残りの家族も嬉しそうに笑顔になっていた。

 其々の、その日の出来事などの会話が弾みながら、食事も終わりかけの頃に

「其うだ阿沙華、あれ持ってこないと…」

 と、信康が阿沙華に言うと

「あっ其うだね、信兄ちゃん私取ってくるね」

 其う言って阿沙華が箸を置き、自分の部屋へと行くのだった。

 其れと同時に、夕香もキッチンへと向かう。

 少しの間をあけて、両手に2つの袋を持って食卓に戻る阿沙華。

 そして其の袋を祖父母の護都詞(ごとじ)弥夜(やよ)に手渡した。

 突然のプレゼントに、キョトンと戸惑う2人に

「お誕生日おめでとうございます」

 と、夕香がケーキを出すのだった。

 其れに合わせて皆んなが

「おめでとう!」

「ハッピーバスデー!」

 と、2人を祝うのだった。

 其の時、自分達の誕生日だった事に、ようやく気付く2人。

「あぁ、完全に忘れてた!私達の誕生日…」

「そうですね、本当すっかり忘れてましたね…貴方…」

 本気で忘れていた様で、驚きと嬉しさで戸惑う様子だった。

「ねねっ、お爺ちゃんお婆ちゃん、早く中開けてみてよ!」

 其う急かす権也に

「開けても良いのかい?…其れじゃ開けさせて貰うよ!」

 と、嬉しそうにワクワクした表情で袋を開ける2人。

 中から出て来たのは、この季節には不釣り合いな手袋とマフラーだった。

「手袋とマフラー?…この時期に…?」

 護都詞が呟く。

「プレゼントは嬉しいけど、何故手袋とマフラーなの?」

 と、弥夜も少し戸惑っている様だ。

 其の2人の反応を見て、皆んなニヤニヤしながら信康が答える。

「やった成功!きっとお爺ちゃん達、戸惑うだろうと思ってたんだよね〜」

 続いて権也が

「其れ皆んなで出し合って、何にするか決めたんだよ」

 そして阿沙華が

「お爺ちゃんとお婆ちゃんの結婚記念日って、クリスマスの日でしょう?其の時に使って欲しくて、其れを誕生日プレゼントにしたの」

 其の言葉に2人は涙が出そうな程感動してると

「これは俺たちから。未だ早過ぎるけれどクリスマスの日に、結婚記念日と合わせてホテルを用意したから、誕生日とクリスマスプレゼントも合わせて2人に送るよ。だから2人で楽しんで来ると良いよ」

 と、高級ホテルのチケットを渡す聖司。

「お義父さんお義母さん、おめでとうございますね、どうぞ受け取って下さいね」

 と、夕香も微笑みながら言うのだった。

 其れを聞いた2人は、目を潤ませながら

「ありがとう…本当に嬉しいよ…」

と、感動しているが

「実はね、それぞれに2人の名前を刺繍してあるの」

 と、阿沙華が言うと

「まぁ本当だわ!此処とここにも!…しかもよく見たら2人色違いのペアじゃ無いですか、貴方…」

「本当だ…いやぁ更に驚いたよ…」

 更に感動感が増して、感無量になる2人。

「あのねその刺繍、お姉ちゃんがしたんだよ!」

 嬉しそうにトドメを刺す権也。

 其の刺繍の余りの出来の良さに

「其うなのか…!」

「其うなのね…!」

 嬉しさと感動がMAXに達して、既に天上人にでもなったかの様な2人であった。

「本当にありがとう!」

「ありがとうね、皆んな…」

 幸福絶頂オーラを全開にさせながら、感謝を述べる2人を見て、其々もとても幸せな気持ちに成っていた。


 今日は晴天、雲一つもなく、空には星が輝いている。

 まもなく時計の針は、8時を指そうとしている。


 幸せな食卓、楽しい家族との団らん、今この一家が、何処の家族よりも幸せな一時(ひととき)を過ごしている事は、間違い無いだろう…。

 この家族も、この先もずっと同じ幸せが続くと思っていた。

 其う誰もが思っていたのだが、悲劇は突然やって来るのだった…。


 カチッカチッカチッ…時計の針が、8時丁度を指す…。



 カッ!

 ドォォ──ン…



 一筋の巨大な稲妻が、音も無く一家の家に直撃する。

 一瞬にして家は焼け、中にいた者達は誰1人として助からず、真っ暗な人の形をしたモノが、そこに残されていた…。


 流石に其の異変に気付いた近隣の誰かが通報したのだろう、暫くしてサイレンの音が響き出すが、もう其処には助かる者は…誰も…居ない…。


 もう一度言う、この日は晴天、雲一つ無く、空には星が輝いている。


 其れなのに、巨大な稲妻が一家を襲ったのだ。

 被害はこの一家だけで、隣近所には、一切被害は出ていない。

 何故この一家だけ、不可思議な巨大な稲妻に襲われたのだろうか?

 だか一家の悲劇は、これで終わりでは無いのだった。

 死してなお、一家に試練が待ち受けているのだ…。


第1話 消えゆく者たち 完

 今の時点で、後書き書いても良いのでしょうか?

 話も未だ進んでは無いのに…。

 話が進んで、内容が程良くなった頃に、後書を書き直します。

 では続きを書き進めて行きますね。

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