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第5話 東の商業地区にて

第1章

男は東の商業地区へ向かう途中、ふと呟いた...


「そういや、名前ってどうしよう?お城に入るわけだし、名前くらい必要だな、

 とりあえず、アンユージンでいいか」


自身の持ち物のメモに書いてあった、

勇者 アンユージン、これは自分の職業と名前ではないだろうか?

少なくとも、全く関係がないようには思えない...


そうこう考えている内に、商業地区へと辿りついた、

商業地区では、肉・魚・野菜と多種多様な露店があり、

年老いた老婆から、小さな子供、中には無骨な鎧をまとった戦士のような男まで、

露店で商品をまじまじと見ていた。


中でも、異様な雰囲気があったのは、

黒いローブを体全体に羽織って、

水晶玉の前で両手をハの字に構えている女性がいる露店だ、


「占い師ってやつかな?」

”占い”

...ふと頭の中によぎったのはそんな言葉だった・・・

どうやら、自分自身に関する記憶は全くないのに

この世界そのものについてのことは理解しているようだった...。


辺りの人間を見回してみると、

戦士、僧侶シスター、魔法使い、商人とすぐに理解できた。


このまま商業地区を抜け、お城へ向かうつもりだったが、

あの、占い師が気になる。


正確にいうと”占い”が気になる、

今、占ってもらうと、何か分かるのではないだろうか?

なんとなくそんな気がしてならない...


アンユージンは何かに導かれるように、

占い師の元へと近づいていった。


次話へ続く

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