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とりとめなくあふれる  作者: 通行人C
8/30

距離感

これはいつ書いたか覚えてないけど、ノートから見つけ出したときびっくりした。

すごい出来!自分で満足しました




朝目覚めたら隣に君はいなかった

先に出て行ってしまったようだ

僕は一人ふっとタバコをふかし

広すぎるベッドにため息を落とす



君はいつも奔放だ

僕を好き勝手にかき回して

遊んでるのか本気なのか

未だ僕はわからない


僕はいつも単純だ

君の望む通り尻尾を振って

その目に入るためだけに

大袈裟に笑ってみせるんだ


一人相撲じゃ寂しいね

到底追いつけないや

もう少し歩幅を合わせて 歩こうか


ほらこんなにたくさんの人がいるのに

僕は君を見つけたんだよ

奇跡なんて言葉使いたくないけど

多分そうとしか言いようがないから

手を繋いで街を歩くだけ

ただそれだけで構わないから

片手を貸してくれませんか



君はいつも自由だ

男女問わず惑わせているね

ニコニコしたり怒ってみたり

忙しいことこの上ないや


でも今日は憂鬱だ

物憂げな顔も魅力的だけど

ただそれを眺めてるだけだなんて

かっこ悪いでしょう?


君の力になりたいんだ

僕に寄りかかって欲しいんだ

君の体くらいさ 受け止められるから


ほらこんなにたくさんの人がいるのに

君は僕を選んだんだよ

運命なんて言葉ちょっと照れくさいけど

多分それが一番丁度いいんだ

目を合わせて見つめてみよう

それだけでも何か掴めるから

ねえベイベー こっち向いてよ



散らかした洋服

まだ残る君の香りと体温

ぽっかり空いた胸の穴抱えて

目を覚ますのは もう 懲り懲りなんだよ


ほらこんなにたくさんの人がいるのに

僕らは今ここにいるんだ

誓いなんていらないさ

遊びだって構わないから


ほら僕ら二つの心臓くっつけてみよう

互いの背に手を回してみよう

こんな事でもしないとさ君は気付いてくれないだろうから

多分これで正しいんだ

口に出して言ってみよう

ただそれだけで構わないから

三文字だけ聞いてくれますか?

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