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とりとめなくあふれる  作者: 通行人C
6/30

ベリー×ベリー

ボカロイメージ!

なんか男女二人で歌ってる感じで。




ラズベリー、ぼくは君と生きられないなら

いつ腐り落ちたっていい、ずっとそう思ってきたんだ

ラズベリー、だからぼくは君を選ぶよ

どうなったっていい、二人一緒ならそれ以上はない


クランベリー、わたし貴方と同じになれないわ

縛り付けたくないの、それをちゃんとわかってほしい

クランベリー、どうかこの別れを門出と言わせて

あなたの幸せを恨んだり、自分を悔やみたくないの


ベリーベリー、そんなことを言わないで

ベリーベリー、ぼくは君以外を望んでない

ベリーベリー、それでも貴方は行ってしまう

ベリーベリー、わたしは止められやしないわ


なぜ君がそんなに拒むかわからない

ぼくが残ることになんの反対もないだろう?

君がぼくを嫌いというならそれはそれで仕方ないけど……

どうかその答えを聞かせてほしい


……それにどうやって頷けというの




クランベリー、貴方は誰より知ってるはずよ

わたしたちに先がないこと、これが最善であること

クランベリー、だから先に行ってしまって

わたしは貴方を愛してるの、これ以上苦しませないで


ラズベリー、ぼくは君と混ざり合うことを望んだ

今でもそれに変わりはない、ぼくも君を愛してる

ラズベリー、ぼくだって君の最悪を喜びたくない

このまま君が朽ちてくのに、ぼくが朽ちない理由はないさ


ベリーベリー、そんなことを言わないで

ベリーベリー、わたしはそれを望んでない

ベリーベリー、それでも君が嫌だと言うなら

ベリーベリー、ぼくは無理矢理だって構わない


あなたが愛しいものにまで牙を剥くなんて

わたし以外と混じろうと幸せになれるわ

寂しいのも悲しいのもきっと最初のうちだけなのよ

じきにわたしなんて忘れてしまう


……そんなぼくなどぼくではない




ああクランベリー、どうかもう背を向けて

クランベリー、嫌いといえばいいならわたしはそれも厭わない


ああラズベリー、君は一つ勘違いをしている

ラズベリー、他と一つになるなんて気が狂いそうだ、

それはぼくの幸福ではない




クランベリー、いつかあなたと一つになりたかった

けれどそれは叶わない、もう決まってしまった

ラズベリー、それでもぼくは君を選ぶよ

できないのなら共に、二つのままで落ちればいいさ


クランベリー、わたしはあなたの茎ではない

あなたに何も注げない、あなたは何も得られない

ラズベリー、それでも君と離れるぐらいなら

全てを捨てたって構わない、この身が裂けてしまってもいい



ベリーベリー、

ベリーベリー、

ベリーベリー、

ベリーベリー、



ほら、あなたは……







実は八百屋さんの歌なんて言えないwww

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