馬鹿マグロとクロムの雑談
今回は馬鹿マグロとクロムの会話になります。
北門をくぐり抜けた先には平原が広がっていた。ちなみにこの始まりの街の名称はガルディア王国というらしい。で、この平原の名称はハーベル平原。主に弱い魔物しかでないらしい。
「お~い、拓…クロム待ってくれ!」
やっと馬鹿がきたな。取り敢えずそこら辺のスライムどもでも狩ろうか。そう考えてると、
「ご、ごめんだけどポーションとか買ってくんの忘れたから今から買いにいくから待ってくんない?」
「はぁ!?ちゃんと用意してこいよこの馬鹿が!はぁ…40秒で支度しな!!」
「は、はい~~」
馬鹿を待つ時間が勿体ないのでそこらで狩ろう!
しばらく歩いているとスライムが現れたので、取り敢えず蹴りを入れる。すると、スライムは爆散した。え?あっ、そうか!俺は今黒龍神装備だったんだ!そりゃスライムじゃ耐えきれないな。そう思い黒龍神装備から初心者装備に着替える。しばらくするとまたスライムが現れたので今度は剣で切りつける。するとスライムは一撃で光になった。ん~?スライムってそんなに弱いのかな?でも周りの人は何度も切りつけてる人がいるけどな?まぁ多分弱点かなんかに当たったんだろう!!
「た、ただいま~」
すると、丁度馬鹿が帰ってきたので一旦休憩する。
「なぁクロム。何でお前女の子なんだ?俺の中でお前は男だったはずだが?確かにお前は女顔だったけどさぁ?(しかも割りと可愛い系の美少女みたいな顔してるしな)」
「さぁな?脳波診断で女と判断されたらしい。俺は面白そうだからこのままプレイしてるだけだ。それとお前女顔は言うな気にしてんだから」
「あぁ、すまん。いやお前って前から思ってたんだけど可愛い系の美少女みたいな顔してるなぁって思ってさ。」
「や、やめろ、恥ずかしいな。俺は男だから可愛いって言われても全然う、嬉しくねぇんだよ!」
真顔で可愛いって言われて恥ずかしくなってついつい大声で怒鳴ってしまった。馬鹿の顔をみるとニヤニヤしてこちらを見ているのでますますイラッてくる。
「なにニヤニヤしてんだよ?殺すぞ?うん?それか海に沈めるぞ?」
「まぁあクロムちゃんたらツンデレなんだから☆」
ブチッ!殺す!!思いっきり剣を投げつけるすると馬鹿は急いで体を捻り避ける。
「あ、危ねぇ!!ご、ごめん。もう言わないから!今度パフェ奢るからさ!」
「む、むぅ。パフェの為ならしょうがない許してやろう」
(パフェにつられて許すっていうところが女の子っぽいんだけどね)
「じゃあレベリングしようぜ!」
「おう!じゃあパーティー申請送るからはいってこいよ」
『プレイヤー名:歌舞伎マグロ様からパーティー申請が届いています。了承しますか?(Yes/No)』
Yesっと。すると歌舞伎マグロの名前とLv、HPバーが視界の左端に表示された。馬鹿マグロのLvは13もあるな。さすがにβテスター最強は違うな。
「えっ?クロムって1Lvで俺に勝ったの?うわぁ、相変わらずリアルチートだね」
「聞かないのか?さっきの装備とか俺の種族とかさ」
「う~ん、そりゃあ聞きたいけどクロムは秘密にしておきたいんでしょ?それにステータスを聞くのはマナー違反だからね」
「ふぅ~ん、そっかありがとな」
こいつは何時も普通の時は馬鹿なんだけどこういうときに気が利くからモテるんだよな。
「さぁて、レベリングいこうか」
「あぁ、そうだな。よし、いくぞ馬鹿マグロ!!」
実は拓霧は可愛い系の美少女顔で甘いものが大好きで趣味は料理に裁縫、手編み掃除という女子力高い男の娘なんです。さらに高校生で身長140cm台とういう低身長という。テストでは学年1位という成績優秀。
で、馬鹿マグロは身長180cm台でイケメンでバスケット部のエースというモテる要素がありまくりなモテ男。
ちっ、爆ぜろ!!