決闘準備――馬鹿視点――
馬鹿視点です
―――馬鹿視点―――
取り敢えずログインしてから拓霧に北門に来るようメッセージを送る。そのまま拓霧を待っていると周りに人だかりが出来ている。まぁ俺、βテスター最強DAKARAね☆ すると人だかりから黒髪ロングストレートの赤い眼をした女の子が出てきて
「あ、あの!わ、私とそのっ、闘ってくれましぇんか!!」
な、なにぃ!?オドオド系だと!?しかも舌噛んだから赤面して涙目で見上げてくるなんて反則だ!!
「い、いいよ!でも君は初めたばかりの初心者だろ?僕はβテストの装備とかを引き継いでるけれど君は初期装備だろ?勝負にならないよ?それでもいいのかな?」
そう僕はβテスター最強なんだ。だから装備だって現段階では最高の装備だろうし、それにたいしてこの女の子は初期装備だ。きっと勝負にすらならないだろう。すると女の子は
「じゃ、じゃあ装備を変えてもいいですか?少し時間を下さい」
「分かった」
そう答えると女の子は早速メニューを開き装備を選び始めた。
忙しく視線を動かしていると途中で乾いた笑みを浮かべていた。どうしたんだろう?
すると初心者装備が消え、真っ黒の服とコート。更には黒いオーラさえ纏った女の子がいた