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【完結】ピッツァに嘘はない! 改訂版  作者: 櫛田こころ
第十八章 バカンスも終わって
594/616

594.蟹唐揚げの美味しさもだが(クラウ視点)

お待たせ致しましたー








 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆(クラウ視点)










 美味しそう!


 とってもとっても美味しそう!!


 クレインっていう、生きてたものを油で揚げた料理。


 カティアは、お肉でよく作ってた『からあげ』って料理とおんなじなんだって。


 から、って外の部分がパリパリしていて、とっても美味しいってカティアが言っていたの!


 味付けはお塩だけなんだって〜!



「ふゅぅ!(食べたいー!!)」

「待って、クラウ。まだ手を綺麗にしてないよ?」

「ふゅ?(お手手きれー)」

「さっと洗っただけじゃダメー」

「ふゅー(えー)」



 カティアは『清潔』っていうのを大事にしているから、ご飯を食べる時も色々マナーを守っているんだよね? 創世神様やエディオスはガツガツ食べる時もよく注意するもん。


 それは神獣のぼくにもおんなじだー。


 とりあえず、ふきんできれいにしてからかぶりついていいって言ってもらえた。カティアにいいよって言われたら、ぼくは我慢出来ずにからあげにかぷっとかじりついた!!



「……これは」

「ふゅぅ!?(おいしー!!?)」



 セヴィルと同じ時に食べれたのか、かんだ時にパリパリしたの!!


 お塩の味だけじゃなくて、もっともっとおいしい味がしたの!!


 かんでかんでかんで、固いとか全然なくて。どこもパリパリしてておいしいの!



「うんうん! ソフトシェルだから、炒め物もいいですけど揚げた方がいいですね!」



 カティアもおいしそうに食べてるんだー。とってもいい笑顔!



「面白い食べ方だな。エディオスらも知ったら喜ぶだろう」

「こういうのを中層とかに伝えたら、食堂に並ぶかもですね。男性には好まれやすい食べ方ですし」

「シェイリティーヌは関係ないだろうが」

「そう言う意味だと、シャルロッタさんもですよね」



 仲良し仲良し。


 カティアとセヴィルはちゃんとした御名手(みなて)になったんだもん。


 もっともっと仲良くなっていいと思うの!


 エディオスとかは、まだって言ってたけど……セヴィルはカティアを大事にしてるのは、ぼくだって知ってるのに?


 なにがまだなんだろう??


 セヴィルだって、よく笑うようになったのに……笑うとエディオスが変な顔するんだよね??


 ぼくはいいことだと思うのになあ……??



「ふゅふゅ!(おいしーおいしー!)」



 けど、今はこれが美味しいもん!


 ばくばく食べて行ったら……毛が油でベッタベタになったのぉ。カティアにはがっつき過ぎと言われて、セヴィルといっしょにお風呂でゴシゴシされたぁ。



「次は気をつけるんだよ?」

「ふゅぅ(はぁい)」



 ピッツァでも時々やっちゃうけど、カティアは本気で怒らないから良い主なんだよね。

次回は火曜日〜

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