594.蟹唐揚げの美味しさもだが(クラウ視点)
お待たせ致しましたー
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆(クラウ視点)
美味しそう!
とってもとっても美味しそう!!
クレインっていう、生きてたものを油で揚げた料理。
カティアは、お肉でよく作ってた『からあげ』って料理とおんなじなんだって。
から、って外の部分がパリパリしていて、とっても美味しいってカティアが言っていたの!
味付けはお塩だけなんだって〜!
「ふゅぅ!(食べたいー!!)」
「待って、クラウ。まだ手を綺麗にしてないよ?」
「ふゅ?(お手手きれー)」
「さっと洗っただけじゃダメー」
「ふゅー(えー)」
カティアは『清潔』っていうのを大事にしているから、ご飯を食べる時も色々マナーを守っているんだよね? 創世神様やエディオスはガツガツ食べる時もよく注意するもん。
それは神獣のぼくにもおんなじだー。
とりあえず、ふきんできれいにしてからかぶりついていいって言ってもらえた。カティアにいいよって言われたら、ぼくは我慢出来ずにからあげにかぷっとかじりついた!!
「……これは」
「ふゅぅ!?(おいしー!!?)」
セヴィルと同じ時に食べれたのか、かんだ時にパリパリしたの!!
お塩の味だけじゃなくて、もっともっとおいしい味がしたの!!
かんでかんでかんで、固いとか全然なくて。どこもパリパリしてておいしいの!
「うんうん! ソフトシェルだから、炒め物もいいですけど揚げた方がいいですね!」
カティアもおいしそうに食べてるんだー。とってもいい笑顔!
「面白い食べ方だな。エディオスらも知ったら喜ぶだろう」
「こういうのを中層とかに伝えたら、食堂に並ぶかもですね。男性には好まれやすい食べ方ですし」
「シェイリティーヌは関係ないだろうが」
「そう言う意味だと、シャルロッタさんもですよね」
仲良し仲良し。
カティアとセヴィルはちゃんとした御名手になったんだもん。
もっともっと仲良くなっていいと思うの!
エディオスとかは、まだって言ってたけど……セヴィルはカティアを大事にしてるのは、ぼくだって知ってるのに?
なにがまだなんだろう??
セヴィルだって、よく笑うようになったのに……笑うとエディオスが変な顔するんだよね??
ぼくはいいことだと思うのになあ……??
「ふゅふゅ!(おいしーおいしー!)」
けど、今はこれが美味しいもん!
ばくばく食べて行ったら……毛が油でベッタベタになったのぉ。カティアにはがっつき過ぎと言われて、セヴィルといっしょにお風呂でゴシゴシされたぁ。
「次は気をつけるんだよ?」
「ふゅぅ(はぁい)」
ピッツァでも時々やっちゃうけど、カティアは本気で怒らないから良い主なんだよね。
次回は火曜日〜