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【完結】ピッツァに嘘はない! 改訂版  作者: 櫛田こころ
第十八章 バカンスも終わって
578/616

578.それぞれ公表

お待たせ致しましたー

 とても綺麗なセリカさんはエディオスさんの隣に空いている席に腰掛けた。


 美男美女のツーショットに、僕は目の保養がされっぱなしだが……ここではしゃいでちゃいけない。アナさんも黙ったから、僕もお口チャックして黙っておこう。



「リチェルカーレ家のセリカ嬢だ。事情は知っている者もいるであろうが、無事に六大侯爵家の令嬢に戻っている。その上で余は受け入れた。この者を我が神王妃に望む」



 シーンって、なったのは当然だ。百年も行方不明になってたセリカさんが貴族に戻ってまだ半年。そこから急ピッチでエディオスさんと結ばれたってことだから……驚かないわけがない。


 反対しようにも、エディオスさんは神王様だから反対出来ないし……僕とセヴィルさんの方も大丈夫らしいが、それはそれとして。


 今は、エディオスさんたちの方だ。


 だから、僕は静かに拍手した。



「カティアさん?」



 アナさんがびっくりしてたけど、ここは同じようにしてほしいとお願いした。すぐに拍手してくださったおかげか、サイノスさんやセヴィルさんも拍手してくださって……少しずつ、他の人たちも拍手してきた。


 最終的には全員が。


 だからか、会場内が祝福の拍手に満たされた。



「皆、感謝する。そして、もう一つ聞いてほしいことがあるのだ」



 エディオスさんは拍手を落ち着かせてから、僕とセヴィルさんに目配せしてきた。すぐにセヴィルさんが僕の横に来てくれたので、差し出された手に自分の手を乗せ……僕らは、エディオスさんの玉座の近くまで移動した。



「この者らも、御名手(みなて)の儀を済ませた。本来の形式でな」

「「「「「!!?」」」」」



 僕らの事を発表された時の方が、どよめきすごいんですけど!?


 注目されるのはわかっていたけど、ここまで!?


 セヴィルさんのイケメンは凄いのは知ってるが、僕って注目集めやすい顔なの?? 自覚ないからわかんないや……。



「それは我が承認している。下手に手出しすれば、処罰がどうなるかわかるか?」



 とここで、クラウを抱っこしたフィーさんのご登場だ!?


 きゃっきゃしているクラウは気にしてないけど、目が笑っていないフィーさんがちょっと怖い!!


 宙に浮いてる二人の登場に、貴族さんたちは顔を青ざめながら首を縦に振っていたのでした……。



「スカッとしたぜ! 連中の顔!!」



 お披露目が終わって、食堂に集まってからエディオスさんはケラケラ笑いながらビールを煽ったのだった。



「まあ、わからんくもない」

「カティアを狙おうとしている連中に釘はさせたしな」



 サイノスさんとセヴィルさんも満足げな顔だったから、良いのかな?


 アナさんも似た感じだけど、セリカさんはエディオスさんの隣で顔真っ赤っか。まだ興奮が冷めないのか、自分が王妃様になるのに緊張している感じ。


 かく言う僕も、セヴィルさんの婚約者って公表したからめちゃくちゃ脱力したけどね!!

次回は火曜日〜

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