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【完結】ピッツァに嘘はない! 改訂版  作者: 櫛田こころ
第十七章 異界のバカンス旅行
565/616

565.後方支援(セリカ視点)

お待たせ致しましたー








 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆(セリカ視点)










 カティアちゃんが、色々ミスをしている。……そのことについては、不思議に思っていたんだけど。


 ファルミアさんが、カティアちゃんがゼルお兄様とご一緒にどこかへ行かれてから打ち明けられたの。


 アナお姉様達に続き、カティアちゃん達がそうなる(・・・・)かもしれない事実を。私もだけど、アナお姉様も『きゃー!』って叫んでしまったわ!!



「まあまあ!? お早いことですわ!!」

「ゼルお兄様が!? カティアちゃんに!?」

「カティに関しては、ゼルは貪欲だもの」



 それについては、私もだけどお姉様も強く頷いた。あの冷徹宰相として城下でも名の知れたお兄様に、御名手(みなて)がいる事自体奇跡だったのに。女性に関しては我関せずだったゼルお兄様が……カティアちゃんには、物凄く蕩けた笑顔を見せているのよ!? 私、最初打ち明けられた時の事実だけでもびっくりで済まなかったんだもの!!



「でしたら、エディお兄様達が覗かないように……ですわね?」

「ええ、もちろんそれを頼みたいの」

「お手伝いします!」



 ゼルお兄様とカティアちゃんのせっかくの時間を邪魔はさせないわ! エディオス様とユティリウス様はそう言う事がお好きだもの。


 絶対絶対邪魔はいけないわ!!


 女性だけでそう意気込んでいたのだけど……。



「邪魔しようとすんな!」



 ビーチに戻ったら、サイノスお兄様がおふたりだけでなくフィルザス様にも叱っていらっしゃっていて……私達の出番は必要ないように思われたわ。



「「だって……」」

「ゼルとカティアがだぜ?」

「だってじゃない。逆に邪魔すんな。あいつらの時間だろう!?」



 アナお姉様と本当の意味で結ばれたお兄様だからこその配慮ね?


 もし、お兄様とお姉様がまだだった場合は……こうじゃなかったのかしら?


 とりあえず……サイノスお兄様ありがとう!! カティアちゃんの方は、これで誰も邪魔出来ないわ!!

次回は月曜日〜

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