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【完結】ピッツァに嘘はない! 改訂版  作者: 櫛田こころ
第十七章 異界のバカンス旅行
564/616

564.恋愛初心講座

お待たせ致しましたー








 ◆◇◆










 僕は何故……今、ファルミアの前で正座をさせられているのでしょうか?



「いーい? カティ。男はそれはそれは……女には貪欲な生き物なのよ」



 そして何故、男性についての講義のようなものを受けているんでしょうか?? と言うか、なんでセヴィルさんとせ、せ、……ええぃ、エッチな事をする前提で話が進んでいるんだ!? この人にそもそも話していないのに?!



「あの、ファルミア? なんでそんな話を??」

「あら? あなたが色々凡ミスしているからじゃない。ピッツァの事でそこまでなるのなら……ゼルとの恋愛ごとでしょう?」



 幼馴染みで親友だから、バレバレだったのであーる!!


 挙動不審だけで推測されるのも怖いけど、事実は事実だし!?



「……仰るとおりです」

「で、何? 誘われたの??」

「……お話するだけ」

「絶対嘘ね」

「まだそこしか言われてないよ!?」

「あらそう? つまんないわね」

「つまんないって言わないで……」



 こちとら一大事なんだから!!


 再会まで何段も駆け上ったファルミアには、頭が上がらないけどぉ!?



「けど、わざわざ呼び出しされるなら……覚悟しておきないさいな」

「……しなきゃダメ?」

「最初に言ったでしょう? 男はとにかく貪欲なのよ」

「……セヴィルさんが貪欲?」

「あなたに関しては特に」

「…………」



 ずっとずっと、幼い僕を思い続けてくれてたって事実があるから……それに該当するんだろうな。そうなのでしょう。



「まあ、場所が場所だからカティに怪我させないと思うけど」

「怪我?」

「外で事に及ばない……とも言い切れないわ」

「!? え……え!?」



 そ、そんな……セヴィルさんがまさか!?


 まさか……そんな、そんなことが!?


 僕はアナさん達のように、好きな人にぺろんちょと食べられるかもしれない!? こんな真っ昼間から!?


 それから、ファルミアに女性の人体構造の講義を受けて……頭がさらにぽやぽやぱわぱわになってから。クラウをフィーさんに預けて、セヴィルさんと本当に例の洞窟へ行くことになりましたぁ!!?

次回は金曜日〜

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