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【完結】ピッツァに嘘はない! 改訂版  作者: 櫛田こころ
第十七章 異界のバカンス旅行
559/616

559.気を許せない

お待たせ致しましたー








 ◆◇◆










 食堂に戻ったのはいいとして。


 アナさんが、僕の後ろから離れません。サイノスさんが見えたら、さらに縮こまって出てこないときました。おそらく、羞恥心が込み上がってきたのでしょう。



「…………」

「…………」



 サイノスさんはお茶を飲むのをやめて、こっちに来たんだけど……アナさんは僕の服をぎゅっと握ってきたのです?! 僕を間に挟まないで欲しいですよ!?



「……あ、あのー?」



 僕以外にも、クラウが頭に乗っているのでクラウも『どうしたのー?』って鳴いているくらい。


 けど、お二人は黙ったままです。他の人達も、セリカさん以外面白がって見守っているだけ!? 僕をバリケードにしないで欲しいですよぉ!?



「ふふ。リュシア? 観念なさい? カティが困っているわよ?」



 ファルミアの助け舟に感謝!! 割って入ったその言葉に、アナさんは『むぅ』とうなり……サイノスさんは軽いため息を吐いた。


 そうして、少し経つと僕から離れてくださったけど……まだ本当の意味で観念していないのか、セリカさんの隣の席に腰掛けましたとさ。



「……まだダメかよ?」

「……………………加減していただければ」

「無茶言うな」

「何故ですの!?」

「アナ。お前男を知らなさ過ぎだぜ?」



 エディオスさんが煽る言葉を言ってしまったことで、アナさんはさらに猫っぽく髪を逆立て……怒りが爆発してしまいましたよ!?


 男の人って、なんで地雷踏んじゃうんですかぁ!!?



「……カティ。他人事だと油断しちゃダメよ?」

「ぴ?」



 あわあわしてたら、ファルミアにぽんぽんと肩を叩かれ、セヴィルさんを見るように指を向けられると。



「…………なるほど」



 とか言ってるセヴィルさんが、感心している雰囲気だったんだ!? これは……もしかしなくとも、近々ピンチになっちゃうの!? 僕ぅ!!?

次回は木曜日〜

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