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【完結】ピッツァに嘘はない! 改訂版  作者: 櫛田こころ
第十七章 異界のバカンス旅行
556/616

556.リア充爆発

お待たせ致しましたー








 ◆◇◆










 あと少しでバカンスも終わりと言うけれど。


 今朝はちょっとびっくりする出来事が起きたのだ。


 アナさんは事情を知っているからわかるけど……セリカさんまで起きてこない。


 でも、サイノスさんだけでなくエディオスさんも来ないと言うことは……そう言うことなのだ。



(い……いちゃいちゃぁ!!)



 僕はまだだけど、つまりそう言うこと。


 夜の出来事でそのメンバーは起きてこないんですね!? はい!!



「……いーなあ」



 と言ったのは、僕じゃなくてフィーさん。手作りオレンジジュースことオルジェのジュースを飲みながら、ちょっと不機嫌そうな顔をしていました。



「僕はシアとしばらく会えないからなあ……いーなあ〜」

「シアさん?」

「ん? 僕の奥さん」

「ぶ!? いつ結婚してたんですか?!」

「……俺も聞いてないぞ」

「俺もー」

「私もよ。その身体になったきっかけかしら?」



 いるメンバーで問い詰めれば、フィーさんは強く頷いてくれた。



「そーそー。ちょっと色々あって……婚姻しちゃったんだ」

「さらっと言うけど……先に言ってほしいわ。お祝いしそびれているじゃない!!」

「そうですよ!」

「ごめーん」



 とくれば、アナさん達が落ち着いてからパーティー決行だ。どれくらいで、朝チュンの後から起きて来られるかわかんないけどね?


 メニューだけはファルミアと決めて、あとはのんびり朝ごはんだと思っていたら……セリカさんとエディオスさんのペアがやってきた。



「カティアちゃん!」



 そしてセリカさんは僕を見ると、一気に距離を縮めて僕を端の方まで引きずっていったのです!?



「どどど、どうしました!?」



 必死の形相が怖いです!?


 昨夜はエディオスさんといちゃいちゃラブラブだったのでは??


 と思っていたら、セリカさんにぎゅっと抱きしめられましたぁ!?



「カティアちゃんが癒しだわ!! エディオス様の体力バカ!! 加減してくれないんだから!!」

「……へ?」

「お姉様方がついにってことで、昨夜手加減してくださらなかったの!!」



 と言うことはつまり。


 前世で言うところの、『リア充爆発しろ』的な流れで夜のがハッスルしたと??


 あなた達も充分リア充じゃないですか!!?


 未経験なの、僕とセヴィルさんくらいしか残っていない!!


 フィーさんは神様事情が色々あるので別枠です。


 とりあえず、セリカさんは気が済むまで僕に抱きつきながら泣いていました。

次回は火曜日〜

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