556.リア充爆発
お待たせ致しましたー
◆◇◆
あと少しでバカンスも終わりと言うけれど。
今朝はちょっとびっくりする出来事が起きたのだ。
アナさんは事情を知っているからわかるけど……セリカさんまで起きてこない。
でも、サイノスさんだけでなくエディオスさんも来ないと言うことは……そう言うことなのだ。
(い……いちゃいちゃぁ!!)
僕はまだだけど、つまりそう言うこと。
夜の出来事でそのメンバーは起きてこないんですね!? はい!!
「……いーなあ」
と言ったのは、僕じゃなくてフィーさん。手作りオレンジジュースことオルジェのジュースを飲みながら、ちょっと不機嫌そうな顔をしていました。
「僕はシアとしばらく会えないからなあ……いーなあ〜」
「シアさん?」
「ん? 僕の奥さん」
「ぶ!? いつ結婚してたんですか?!」
「……俺も聞いてないぞ」
「俺もー」
「私もよ。その身体になったきっかけかしら?」
いるメンバーで問い詰めれば、フィーさんは強く頷いてくれた。
「そーそー。ちょっと色々あって……婚姻しちゃったんだ」
「さらっと言うけど……先に言ってほしいわ。お祝いしそびれているじゃない!!」
「そうですよ!」
「ごめーん」
とくれば、アナさん達が落ち着いてからパーティー決行だ。どれくらいで、朝チュンの後から起きて来られるかわかんないけどね?
メニューだけはファルミアと決めて、あとはのんびり朝ごはんだと思っていたら……セリカさんとエディオスさんのペアがやってきた。
「カティアちゃん!」
そしてセリカさんは僕を見ると、一気に距離を縮めて僕を端の方まで引きずっていったのです!?
「どどど、どうしました!?」
必死の形相が怖いです!?
昨夜はエディオスさんといちゃいちゃラブラブだったのでは??
と思っていたら、セリカさんにぎゅっと抱きしめられましたぁ!?
「カティアちゃんが癒しだわ!! エディオス様の体力バカ!! 加減してくれないんだから!!」
「……へ?」
「お姉様方がついにってことで、昨夜手加減してくださらなかったの!!」
と言うことはつまり。
前世で言うところの、『リア充爆発しろ』的な流れで夜のがハッスルしたと??
あなた達も充分リア充じゃないですか!!?
未経験なの、僕とセヴィルさんくらいしか残っていない!!
フィーさんは神様事情が色々あるので別枠です。
とりあえず、セリカさんは気が済むまで僕に抱きつきながら泣いていました。
次回は火曜日〜




