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【完結】ピッツァに嘘はない! 改訂版  作者: 櫛田こころ
第十七章 異界のバカンス旅行
549/616

549.愛いこと(ファルミア視点)

お待たせ致しましたー








 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆(ファルミア視点)










 ちょっと心配なのよね?


 カティはとりあえず……色々大丈夫にはなったけど。


 リュシアよリュシア!


 あの子……とうとう、サイノスにお誘いされたんですって!? これは一大イベントよ!!



(まあ、手ほどきのようなものはセリカにひととおり聞いたらしいけど)



 愛い……愛いわぁ。とても甘酸っぱい!


 事情が事情で、お互いすれ違いが長い片想いだったから……御名手(みなて)になってまだまだ日が浅いけれど、シてなかったのね? まだ……。


 セリカはとっくに済ませているのに……サイノスは紳士ね? エディが完全にガサツと言うわけでがないけど。



「ねぇ、カティ?」



 ブルスケッタを堪能してから、私はカティをパラソルの端に呼んでこしょこしょ話をすることにしたわ。カティにも是非情報共有してほしくて。



「? 何?」

「……リュシアとサイノスがとうとうなのよ」

「……とうとう?」



 奏樹(かなた)の時もだけど……相変わらず超絶鈍ちんだわ!! そこが可愛いいけど……これから言うのは他人事じゃぁない。



「……二人とも、今日セックスするらしいわ」

「は!? げほごほ!!? ……なんで知ってるの?」

「リュシアがセリカに相談に乗っていたらしいわよ。その流れで、私も知ったわけ」

「あ……う、うん?」



 慌てる様子も、可愛らしいわ。ゼルが見たら襲いかかりそうね? キスかなんかで既にアタックされているらしいけれど。



「明日は、リュシアが起き上がれなくなるはずだわ。料理は特に精のつくものに仕上げなきゃ」

「……必要なのは聞いたことあるけど。そんな大変なの?」

「他人事じゃなくてよ? カティだって、近いうちにゼルから申し込みがあるんじゃないかしら」

「えぇえ!?」



 全く……ゼルの溺愛っぷりを考えたら、それくらい予想がつくでしょうに。この天然ちゃんは転生しても相変わらずなんだから……!!


 とりあえず、にんにくと魚の白子だけは確保しようかしら?

次回は火曜日〜

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