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【完結】ピッツァに嘘はない! 改訂版  作者: 櫛田こころ
第十七章 異界のバカンス旅行
543/616

543.解放感すごい……

お待たせ致しましたー








 ◆◇◆











 全く……全く、セヴィルさんって人は!



(素敵過ぎるんだからぁ!!)



 ディープキスが終わってからは、僕はぐったりしながら運ばれていくことしか出来なかった。いや、無理があるんだって。


 超絶美形の彼氏様から、あっつーいディープキスをしてもらえたんですよ?! 恋愛経験値はお互いゼロに等しいのに……これは人間の本能と言うものなのだろうか? 恐るべし、恋愛本能!!


 けど疲れて何も出来ないので……くてっとセヴィルさんの胸板にもたれかかっていると、前から『あら』と声が聞こえてきた。



「あら、ゼルったら? カティに必要以上の何かをしたの?」

「し……してないよ!?」

「けど、カティぐったりじゃない?」



 ファルミアに言わせたら、『いちゃいちゃに入らないじゃない?』とか言いそうだけど。妊婦さんになってるから、恋愛経験はファルミアの方が上だしなあ……。言い返せないのが悔しいけど、とりあえずセヴィルさんに下ろしてもらおうとしたら。



「た……立てない?」



 脚がガクガクブルブル震えてて、全然しっかりと立てないんですけど!? セヴィルさんにしがみついていないと全然無理なくらいに!!



「……やっぱり、なんかシてきたの?」

「ちょ……ちょっとキスしただけ!」

「……ゼルぅ? カティに加減したの?」

「…………少し、は」

「……してないようね?」



 どうやら、誇張表現ではなく。キスで腰砕けになるのは本当だと理解しましたよ……とほほ。


 仕方ないので、セヴィルさんにもう一回縦抱っこで運んでもらいました。



「……お昼ご飯、何?」

「うふふ。浜辺ってことで、魚介パエリアよ!」

「わーい!」



 体はガクガクだけど、お腹は空いているからすっごく嬉しい!


 席に着く前に、後ろからアナさんとサイノスさんも来たんだけど……なんで、アナさんは髪色くらいに真っ赤っかなんだろう?


 もしかしたら、お二人も僕らの後ろでいちゃいちゃしてたのかな!? 恐るべし、海の解放感マジック!!

次回は金曜日〜

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