536.暇なおじいちゃん(レストラーゼ視点)
お待たせ致しましたー
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆(レストラーゼ視点)
うらめしい。
実に、羨ましいぞい!?
エディの願いとは言え、神王家の所有地にある海岸への休暇。
儂も行きたかったわい!!
いや、若人らの邪魔をしようと言うわけではないのじゃが。
きっと……カティアちゃんやファルミアの作る料理は素晴らしいものじゃ。
異界からの渡航者。
互いに、同じ時に命を失い……フィーの祖父神や兄弟神らによって、転生を成した子ども達。
記憶と知識を完全に一致させ、こちらの世界で御名手を得た。
そのあとでの、貴重な休暇じゃ。儂が割り込んではいかぬ。
(……じゃが。じゃが!!)
儂がまだ会得し切れておらん、ピッツァの修行の場をあの子に申し込むのを忘れていたのじゃ!!
カティアちゃん……早く休暇から帰ってきてくれー!!
(とは言え、自分で修練せぬ理由にはならん)
ラディンこと若い儂に姿を変え、いざ! と挑んでいくのじゃよ!!
場所を中層調理場に移動させたがの?
「阿呆か!?」
予想はしておったが、儂が来たことでラディンの本性を知っておるイシャールには追い返されてしまったわい!?
つれない奴じゃのお!!
次回は金曜日〜