532.体つきについて
お待たせ致しましたー
◆◇◆
ご飯も堪能出来たし、色々あったからあとはお風呂に入って寝るだけになったんだけど。
アナさんや、ファルミアからの接近がすごかった!? お風呂入ってからです!
「まあまあまあ!?」
「……でかくない?」
「……カティアちゃん、すごい」
とか、三人に言われるくらい……僕のお胸はボリューム大になってしまったようです。まる。
たしかに、水着を脱いでモミモミはしたけど……だいたいD以上はあったと思う。発酵させたピッツァの生地を連想させるような質感と大きさでした。
「……そうかもしれませんが」
あなた達だって、標準以上に大きいことを自覚して欲しいんですけど!? それ見ちゃうと僕だなんて普通くらいじゃないかなあ? 違うよね? と睨んでもふるふると首を横に振られてしまったあ!?
「ふゅ!(カティア、ふわふわ〜!)」
クラウまで気に入ったのか、お胸にギュッと抱きついてくれるが……非常にこしょばゆいので離れてもらった。だって、なんか変な感触だったから。
「クラウは上ね」
「ふゅ(はーい)」
「とりあえず、体洗って入りましょう? 塩が染みると痛いもの」
「そうだねー」
日焼け対策はしてたけど、潮水はどうしようもないから。あわあわボディーソープで念入りに髪も一緒に洗って。
きれいに流したら、海も見える温泉に浸かってゆったりリラックス〜。大きくなったから沈むことはないけど……本当に大きくなったんだって、手足を見て改めて思う。
僕、もう本当にセヴィルさんの隣に立っていいんだって。嬉しくなって、えへへってしてるとファルミアにほっぺをツンツンされちゃった。
「?」
「しっかし、奏樹まんまで再会するような不思議な気分だわ。色合いはファンタジーだけど」
「変?」
「ゼルのあの溺愛っぷりを疑う?」
「……ううん」
セヴィルさんの気持ちは……とっても……よーく、わかった。鈍い僕でもわかりやすいくらいに……僕を愛してくれてるって気持ちが。
だから……ちょっとずつ自信を持とう。
僕は、あの美しくてかっこいい人の隣に立っていいんだって。
とりあえず、前進するにもおやすみのキスはしてみようかな? やり過ぎかなあ?
次回は日曜日〜