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【完結】ピッツァに嘘はない! 改訂版  作者: 櫛田こころ
第十七章 異界のバカンス旅行
529/616

529.打開策

お待たせ致しましたー








 ◆◇◆











 怖い。


 怖い怖い怖い!?


 セヴィルさん、めちゃくちゃ怖い!!


 元に戻ったクラウが抱っこをせがんだから、勢いで抱っこをしただけなのに……お城でエディオスさんにめちゃくちゃキレた時と全く同じだった!!


 ピリピリって緊迫感が伝わってくるくらい、こーわーいー!?


 思わず、ぎゅってクラウを抱きしめたら……ますますお怒りが強くなったあ!? なんでセヴィルさんはそこまで怒るんですかあ!!?



「あらあら? カティの可愛らしさを独占されるのが嫌なのかしら?」



 ぷるぷるしてたら、ファルミアが来てくれたんだけど……余計にセヴィルさんを煽る言動でしかなかった。ピリピリ度合いがどんどん増して行ったんだもん!?



「どどど、どうすれば?!」

「簡単なことよ? このままダイブしちゃえばいいわ」

「無理無理無理!!」

「けど、ずっとこれよ? クラウは預かるから」



 と言って、ひょいってクラウを奪ってしまい……僕はセヴィルさんの前に取り残されてしまった。他の人はと見れば、いつの間にか距離を置かれている!? これは実行するしかないのか!?



(ええい、ままよ!!)



 さっきの抱きつきの勢いを取り戻すしかない!!


 決意を固めてから、セヴィルさんの方にゆっくり歩き……転ばないように気をつけて、砂の上を走ってダイブすれば。セヴィルさんは、キレた顔を引っ込めて慌てて抱き止めてくれました。



「……カティア?」

「僕の一番はセヴィルさんですよ?」



 クラウももちろん大事だけど、好きの一番はセヴィルさんだから。それを伝えるのに、結構厚い胸板に顔をこすりつければ……セヴィルさんはぎゅっとまた抱きしめてくださいました。


 その後に、『ありがとう』って……ほっぺにチューの公開処刑してくださいましたが!?


 遠くで、ファルミア含める他の女性陣からも、『きゃー!?』の声が上がった!?

次回は金曜日〜

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