528.元に戻って(クラウ視点)
お待たせ致しましたー
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆(クラウ視点)
(……あーあ……)
戻っちゃった。
でも、カティアがちょっと大きくなった時に、僕も少し大きくなったからそれくらいまで。
カティアを背中に乗せられる大きさも良かったけど、一緒にベッドに寝れないし、抱っこもしてもらえないのは嫌だ。
だから、これでいいんだー。
「ふゅぅ(カティアー)!」
もっともっと大っきくて、可愛くて綺麗なカティアに抱っこしてもらおうとしたけど……カティアはセヴィルに抱っこされちゃってる。
カティアが困っているし、離れてって引っ張ってもびくともしない。カティアはセヴィルだけのじゃないよーって、ペチペチしてもダメだった。
「……セヴィルさん、そろそろ」
「ふゅふゅぅ!(そうだそうだー!)」
カティアは帰ってきたんだから、僕も抱っこしてもらうんだー!
けど、何回ペチペチしてもセヴィルは離れてくれなかった。どんって、強くぶつかったらよろめいたよ! 今だ! って、僕はカティアに抱っこしてもらったんだー!!
「……クラウ。ちょっと強引だね」
「ふゅぅ!(カティアは僕のご主人様だもん!)」
たしかに、セヴィルはカティアの御名手だけど、独り占めはずるいんだもん!!
おっきくなったカティアは、今まで以上にふわふわしてて気持ちいい。これは、セヴィルが離したがらないのもわかるね! だから、僕はふわふわしてる胸にすりすりしたんだー。
「クラウ……必要以上にそれを行使するなら、こちらも実力で押すぞ」
すりすりしてたら、セヴィルが怒った!?
すっごくすっごく怖いよ!? カティアにぎゅっと抱っこしてもらったんだ。
次回は火曜日〜