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【完結】ピッツァに嘘はない! 改訂版  作者: 櫛田こころ
第十七章 異界のバカンス旅行
518/616

518.御名手の様変わり(セヴィル視点)

お待たせ致しましたー








 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆(セヴィル視点)










 ─────────────────────……よかった。



 カティアが、無事で良かった……!


 あまりの様変わりには驚き、つい、その……口付けてしまったのだが。



(……美しい)



 金の髪。


 虹色の瞳。


 その二つを調和するような、柔らかな美貌。


 エディオスと御名手(みなて)となった、セリカと系統が近いだろうが……あいつには失礼だが、セリカ以上に美しいと思ってしまった。


 だから、思わず触れたい欲求が勝ち……カティアだと認識してから、嬉しさも込み上がってきて涙を流しながら口付けてしまった。


 海の水から出てきたからか、塩っぱさを感じたが……俺の涙がこぼれたせいかもしれない。


 それほど……感極まってしまったのだ。深いものはせずに、すぐに離れたが。


 カティアは、まだぼんやりとした表情のまま俺の腕の中にいたんだ。幻でもなんでもない。



「……こ、こは?」



 カティアが問いかけてきたので、答えようとしたのだが……手に触れた異様に柔らかいものに、俺は疑問を抱き。ちらりと、目だけで追うと……アナやファルミアらに負けないほどの膨らみが、カティアの水着に包まれていて……危うく、鼻血を噴くところだった!?


 胸を打つような衝撃に耐え、なんとか口だけは動かすことにした。



「……多分。洞窟の奥地だ。岩場に穴があるから、日差しが射し込んでいるのだろう」

「……そ、ですか。クラウは……?」

「ふゅふゅぅ!」



 そう言えば、ここまで連れてきてくれたクラウを忘れかけていた。振り返れば、まだ一角獣のような形態のままで……俺達のやり取りを見ていたようだった。別に、クラウの前では初めてではないのだが……触れ合いを他にも見られていた事実に今更ながら、恥ずかしさが込み上げてきたのだった……。

次回は日曜日〜

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