511.神獣の形態変化(クラウ視点)
お待たせ致しましたー
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆(クラウ視点)
まぶしい。
大きな大きな、力も感じる。
からだの中から、強い何かを感じるんだ!!
なんだろうなんだろう!!
僕にも見える金色の光も、どんどん強く大きくなっていく。
「ふゅふゅぅうう!(すごーい!!)」
からだがぽきぽき言うけど、気にしちゃいけない。なんだか、大きくなる気がするんだ!
創世神様とおじいちゃん神様が言ってたこと……それかな?
おっきくおっきく……僕の大きさが変わっていくんだ。
カティアを探すため。
助けたいために!!
今の大きさじゃ役に立たないから……変わって、僕!!
セヴィルもがんばっているだろうけど、僕だって頑張りたいんだ!!
背中の翼ももっと大きくなると、強く動かすことが出来た。光もどんどん消えていくから、姿が落ち着いたかもしれない。
「「「「「く、クラウ……?」」」」」
「クラウ……ちゃん?」
皆驚いているけど、浮いていないのに皆の顔がよく見える。
僕って、今どんな姿なんだろう? 手とか足を動かそうとしたら……変な動き方になってた。
「ふゅぅ?(あれぇ?)」
よちよち歩き? みたいになっているんだ。でも、からだを見たら……これは、セヴィルの守護獣とかと同じような感じになってた。手足が地面についてて……ひづめ? のようなものが全部についてた。
カティアの勉強道具にあった……馬型? って聖獣に似てる? 僕今そんな姿なの?
「……美しいわね」
ファルミアが僕の前に立つと、嬉しそうに笑ってた。キレイってことかな? かっこいいってことかな? きっといい言葉なんだね!
「ふゅぅ!(僕、行ってくるー!)」
びっくりいっぱいだけど、カティアを探しに行かなくちゃ!! 足をがんばって動かしてから洞窟に行こうとしたんだけど、創世神様がしがみついて来たから、一緒に行くことになっちゃったー。
次回は日曜日〜




