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【完結】ピッツァに嘘はない! 改訂版  作者: 櫛田こころ
第十七章 異界のバカンス旅行
497/616

497.刺激マックス!

お待たせ致しましたー








 ◆◇◆











 あー。


 あー!


 あーあー!?



(心臓に悪い! 心臓に悪いよぉ!?)



 バシャバシャと岸まで泳いで。


 色っぽい要素満載の、セヴィルさんから慌てて離れたのはいいけど。


 心臓は相変わらず、ばっくばく!!


 あんなにも、水もしたたるイイ男の……恋人であり、婚約者さんに!!


 ぎゅっとされたら、体もだけど内面も持ちません!?


 しかも、向こうは水着だから半裸!?


 抱きしめられたから……パーカー越しでも、ぎゅっとされたら筋肉の凹凸が!? ダイレクトアタックされたからぁ!?


 めちゃくちゃ、がっしりされているのが……よくわかった。鍛えているらしいことは聞いていたけど、あんなにもがっちりと……すんばらしいです。


 じゃなくて!



「あら〜? カティ、ゼルとラブラブしてたのぉ?」



 海から上がると、完全に覗き見していたらしい……ファルミアがニヨニヨ笑顔で立ってた。



「ら、ラブラブだなんて!?」

「見えていたわよ〜? 別に溺れかけてたわけじゃないのに。あなた、泳ぎは得意だったじゃない?」

「……見えていたんなら、茶化したりしないで」

「いいことでしょー? ゼルはあなた相手じゃ、ほんと表情筋もだけど……内面もトロトロねぇ?」

「……僕の知らない、セヴィルさんは皆知っているから?」

「そうよ? ツンデレ以上の冷徹宰相。それでも狙うおバカさん達はいたらしいけど……カティが来てからは、全然違うってリュシアに聞いたわ」

「……ツンデレ以上」



 再会(?)のあの時以外……そこまで、僕の前で怒らないからピンと来ないや。


 それくらい……大事にしてもらっているのが、今では嬉しいや。えへへってしてると……ファルミアはちょっとだけ視線を逸らした。



「……カティをつけ狙う連中への威嚇も凄いらしいけど」

「? 何か言った?」

「いいえ。そうだわ、そろそろスイカ割りの予定してたのよ。カティはどうする?」

「やる!!」



 スイカに似た果物……シャリーと言うものがあるらしく。


 ファルミアと打ち合わせしている時に、『やろう!』と言うことでマリウスさん達に手配していただき。


 今日はフィーさんの亜空間収納に入れてあるので、冷え冷えの状態を維持しています。先に、桶と氷と水をたっぷり準備したままで入れてあるからね?


 行こうと言ったら、海にいたはずのクラウがばびゅーんと飛んできて抱きついてきた。後ろを見れば……まだ色気満載のセヴィルさんが岸から上がってた!?


 ファルミアがくすくす笑う声が聞こえたけど。


 落ち着いていたはずの、心臓へのアタックが再発したので!!


 僕はクラウをぎゅっと抱っこして、アナさん達がいるパラソルのとこまで……ダッシュしました。


 セヴィルさん、申し訳ないですが恋人であり婚約者でも……刺激が強いんですぅ!?

次回は日曜日〜

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