494.水着の褒め合い
お待たせ致しましたー
「あ、カティア!!」
準備運動に加わろうとしたら、泳いでたフィーさんが戻ってきていた。
その水着姿を見て、僕は。
「ぶふぅ!?」
なんで。
なんで!?
純金色の水着!?
ハーフパンツサイズだけど、モノクロカラーのフィーさんに……変に似合い過ぎている!?
笑える意味で。
「え? 変?」
「……何故、その水着を?」
「面白そうだったから!!」
基準が子供か芸人さんのように見えた。
外見は中学生くらいで、今の僕より少し上だけど……中身は超ご長寿の神様だからね。いつだって、若々しくいたいのかな?
もしくは……神様ってこんな感じ?
レイアークさんや、クロノさんは大人っぽく感じたけど。
「……そうですか」
とりあえず、無難な返事はしておいた。
「カティアも水着に着替えたんだね? 可愛いよ!」
「ありがとうございます」
それを言いにわざわざ来てくれたかな?
エディオスさんは……と探したら、岸近くでぷかぷか浮いてた!?
溺れ……てはないと思うけど、力尽きた? って感じ。
「あ、エディ? 疲れただけだから大丈夫大丈夫」
「……本当に?」
「それにほら」
って、フィーさんが指を向けると……ユティリウスさんが引っ張っていた。いないと思ってたけど……サイノスさんがユティリウスさんも泳いでいるって言ってたね。
岸に投げるように置かれたエディオスさんは、グロッキーになって……そこに準備運動を終わらせたセリカさんが駆け寄る!!
絵になるなあ……艶姿の二人だと。
とここで。
「……騒がしいな」
セヴィルさんがやってきた。
どんな水着かなって……興味が沸いて振り返れば!!
「ふぉ!?」
パーカー着てるけど!?
真っ白い肌に、純黒の髪とかが映えて!!
んでもって……腹筋めちゃくちゃ割れてる!?
水着は黒に深い紺のラインが入ったもの。
ハーフパンツサイズだから、ちゃんと見れる!
変に際どいものだったら、目に毒だ!!
と思いつつも、既に目の毒だけどね!?
色っぽいんだもん!!
「……どうかしたか?」
「ナンデモアリマセン」
「? そうか?」
「ハイ」
片言になっちゃうのは、どうか許してください。
抱っこしてほしいときたクラウをぎゅっと抱きしめると、頭にあったかい手が置かれた。
「……よく似合う」
って、至近距離で耳元に囁かれたぁ!?
「……セヴィルさんも、かっこいいです」
お礼になるかはわかんないけど、ちゃんと言うことにしました。
次回は金曜日〜




