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【完結】ピッツァに嘘はない! 改訂版  作者: 櫛田こころ
第十七章 異界のバカンス旅行
494/616

494.水着の褒め合い

お待たせ致しましたー



「あ、カティア!!」



 準備運動に加わろうとしたら、泳いでたフィーさんが戻ってきていた。


 その水着姿を見て、僕は。



「ぶふぅ!?」



 なんで。


 なんで!?


 純金色の水着!?


 ハーフパンツサイズだけど、モノクロカラーのフィーさんに……変に似合い過ぎている!?


 笑える意味で。



「え? 変?」

「……何故、その水着を?」

「面白そうだったから!!」



 基準が子供か芸人さんのように見えた。


 外見は中学生くらいで、今の僕より少し上だけど……中身は超ご長寿の神様だからね。いつだって、若々しくいたいのかな?


 もしくは……神様ってこんな感じ?


 レイアークさんや、クロノさんは大人っぽく感じたけど。



「……そうですか」



 とりあえず、無難な返事はしておいた。



「カティアも水着に着替えたんだね? 可愛いよ!」

「ありがとうございます」



 それを言いにわざわざ来てくれたかな?


 エディオスさんは……と探したら、岸近くでぷかぷか浮いてた!?


 溺れ……てはないと思うけど、力尽きた? って感じ。



「あ、エディ? 疲れただけだから大丈夫大丈夫」

「……本当に?」

「それにほら」



 って、フィーさんが指を向けると……ユティリウスさんが引っ張っていた。いないと思ってたけど……サイノスさんがユティリウスさんも泳いでいるって言ってたね。


 岸に投げるように置かれたエディオスさんは、グロッキーになって……そこに準備運動を終わらせたセリカさんが駆け寄る!!


 絵になるなあ……艶姿の二人だと。


 とここで。



「……騒がしいな」



 セヴィルさんがやってきた。


 どんな水着かなって……興味が沸いて振り返れば!!



「ふぉ!?」



 パーカー着てるけど!?


 真っ白い肌に、純黒の髪とかが映えて!!


 んでもって……腹筋めちゃくちゃ割れてる!?


 水着は黒に深い紺のラインが入ったもの。


 ハーフパンツサイズだから、ちゃんと見れる!


 変に際どいものだったら、目に毒だ!!


 と思いつつも、既に目の毒だけどね!?


 色っぽいんだもん!!



「……どうかしたか?」

「ナンデモアリマセン」

「? そうか?」

「ハイ」



 片言になっちゃうのは、どうか許してください。


 抱っこしてほしいときたクラウをぎゅっと抱きしめると、頭にあったかい手が置かれた。



「……よく似合う」



 って、至近距離で耳元に囁かれたぁ!?



「……セヴィルさんも、かっこいいです」



 お礼になるかはわかんないけど、ちゃんと言うことにしました。

次回は金曜日〜

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