表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】ピッツァに嘘はない! 改訂版  作者: 櫛田こころ
第十六章 異界のバカンスのために
490/616

490.美味しいものの出来上がり(クラウ視点)

お待たせ致しましたー








 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆(クラウ視点)










 おっきく?


 僕が?


 ディシャスのお兄ちゃんみたいに?



(……なりたい!!)



 お兄ちゃんくらいは、カティアと一緒に居られないかもだから……嫌だけど。


 おっきくなって、色々出来るようになりたい!


 たとえば……しゃべるとか!


 今だとカティアとか創世神様に念話しか送れないから……みんなとお話出来ないんだ。


 ファルミアやセリカやサイノスとかも、もっとお話したいな〜。


 おやつの結晶をガジガジしながら……そんなことを考えてた。


 すると、カティアの方から……大きな音が聞こえてきたんだ!!




 ジュワアアアアアアアア!!




 なんだろうなんだろう?


 お料理?


 何か作っているのは見てたけど。


 美味しいもの?


 ピッツァ?


 けど、生地を伸ばしてーはお願いされなかったし?


 パンツェロッティにしては……匂いがしない?



「出来た!」



 カティアが声を上げたので、結晶をごっくんしてから飛んでいくと……大きな茶色の何かを持ってた。


 なんだろう??


 いい匂いがする!!



「へー? これどうやって食べるの?」

「ファルミアと仕込んでた、オーラルソースのタルタルソース。あとはお酢ですね。塩もいいですけど、そこは好みで。ファルミアにはリモニの果汁が必要ですねー」

「そんなにも?」

「あとは……これに、お芋を素揚げしたのを。こっちは岩塩で十分美味しくなります」

「凄い! 僕らだけの食べ放題だね!」

「……とりあえずは」



 美味しいもの!!


 僕も食べれる!!


 食べたい食べたい!!


 がぶがぶしたい!!


 早く食べたいよー!!



「ふゅふゅぅ(食べたい!)」

「……君。結晶食べたじゃない?」

「ふゅぅ(美味しいものは食べたい!)」



 カティアの作ってくれた、美味しいものは全部食べたい!!


 手足と翼をバタバタすると……二人とも、『はー』って息を吐いたんだよね?


 本当のこと言っただけだもん!!



「……食欲大魔王ですね」

「面白い言い方だね?」

「こっちに魔王っています?」

「僕が居るのに許す?」

「……魔の森は?」

「あそこは、あれで必要な場所なんだ」

「……管理は?」

「あ、そう言う意味ではあの子は『王』だね?」



 カティア達がよくわかんないお話してるけど。


 早く食べたいよぉおおお!!!!

次回は日曜日〜

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ