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【完結】ピッツァに嘘はない! 改訂版  作者: 櫛田こころ
第十六章 異界のバカンスのために
489/616

489.色々気になって

お待たせ致しましたー


「レイアークさんとは、結構情報交換してるイメージがあったんですけど」



 カレーとかが特に。


 市販のルゥじゃなくて、香辛料からきちんと出来るのは凄いと思うんだけどなあ?



「僕がまだ幼い時にはね? レイ兄様だけじゃなく色んな世界を管理してる……姉様とか兄様もいるんだよ。皆から色んな料理は教わった。中でも、レイ兄様のとこは種類豊富だったから」

「ピッツァは作れなかったんですか?」

「うん。レイ兄様はその国に食べに行くとか言ってたくらい」



 たしかに……手間を考えると、あらかじめパンがなきゃピザトーストとかも作れないもんね?


 ミュラドさんとこの下層食堂では、ピザトーストは定番メニューになってしまったそうです。イシャールさんと打ち合わせて組み合わせはローテーションにしているそうな。



「じゃ、僕がクロノさんに転生させられるまでは」

「名前以外特に知らなかったよ。僕ももっと作れるようにならなきゃなー? クラウに負けたくないもん」



 そのクラウは、フィーさんが神力補給のためにと……例の洞窟から欠片を持ってきたのでガジガジ食べています。


 僕らも準備が出来たんで、ファルミアが最初は切り身を揚げてくれる予定が。



「……気持ち悪」



 つわりが出ちゃったんで、低い台をフィーさんに作ってもらって……僕が揚げることに。フィーさんだと初回じゃ具合がわかんないからね?



「食堂行ってきたら? 油の匂いすごいよ?」

「……そうするわ」



 のろのろと動いているファルミアに、影から饕餮(とうてつ)さんが出てきたので……お姫様抱っこで退場。ああ言うのって、ユティリウスさん怒んないのかな?



「フィーさん」

「んー?」

「ああ言うのって、ユティリウスさん怒らないんですか?」

「どれ?」

「ファルミアの抱っこです」



 人間じゃないけど……男の人にもなれるし、イケメン揃いだし。ちょっとだけ不思議だったんだよね?



「大丈夫大丈夫。あの子達は、ミーアの守護妖。カティアにとってのクラウと同じだよ」

「……守護獣のような?」

「そう言うくくりだから、心配しないで」

「……クラウも、ディシャスのように人間の姿なれますかね?」

「んー、出来なくないかも」

「ふゅぅ?(なーに?)」



 クラウは気にせずに結晶をガジガジしてるけど……ディシャスが幼児化した時みたいな感じ?


 むしろ……赤ちゃん思考が強いけど、ギリ幼稚園児くらいかなあ?


 全くゼロじゃないなら……ちょっと楽しみだ。


 とりあえず……魚を揚げていこう。


 フライヤーに入れたら、ジュワーッと音が鳴っていくのが心地良いや!!

次回は木曜日〜

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