表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】ピッツァに嘘はない! 改訂版  作者: 櫛田こころ
第十六章 異界のバカンスのために
487/616

487.男側の水着(サイノス視点)

お待たせ致しましたー








 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆(サイノス視点)










 なんでこんなことになった?



「やるぜ!!」



 式典が無事に終わり、あとは計画していたエディへの誕生日プレゼントも兼ねての休暇なのだが。


 神王家のプライベートビーチに行くことになっているので……水着選びと言うわけだ。


 なんでだ?


 ユティリウスもだが、フィーもやる気はいつものことながら。ゼルはゼルで、相変わらず面倒そうな……と思いきや。



(……珍しく、ゼルが乗り気?)



 揃えられた水着に、真剣に向き合っている。


 なんでだ? と思ったが……すぐに、俺もわかった。


 いつもと違うものがこいつには出来たんだ。


 唯一無二の存在……カティアだ。


 俺には、アナが出来たように。ユティには以前からだがファルが。


 エディにはセリカが。


 フィーには出来るかわからんが。


 ほとんどの連中に、恋仲が出来たんだ。


 こりゃ浮かれて当然か。


 かく言う俺もだがな!!



「どーれーにーしーよーうーかーなあー?」



 フィーは乗り気だ。


 あいつが蒼の世界から学んだ言葉で言うと、『ノリノリ』だっただろうか?


 やる気に満ち溢れている。


 こいつには見せびらかす相手がいないのに?


 まさか……出来たのか?


 唯一神と言われてた、こいつに。誰だ?


 御名手(みなて)と認めた者達ばかりの、ここにいる面子のことを考えれば違うだろうが……神同士になにかあったのか?


 かと言って、俺には聞けないがな?



「ねーねー、僕これどう?」



 って言って、フィーが手に取ったのはだが。


 絶対悪ノリでエディが用意したであろう……金一色の水着だった。



「「だっははは!!」」



 んで、エディとユティは爆笑したがな? ゼルは服がズリ落ちそうになっていた。


 俺はと言えば、爆笑しそうになってて口で手を押さえているがな。



「えー? 変ぅ?」



 なのに、フィーときたらちっとも不思議がっていないときた!?



「変っつーか」

「目立つよ!?」

「僕神だから目立つじゃん!!」

「「そりゃそうか!!」」

「……納得するな」



 変な感じがしたのは気のせいか?


 いつも通りな気もしてきたぜ。


 とりあえず……俺も、アナの隣に立って見苦しくない程度の水着は選ぼうと、手に取ったが。


 アナはどんなのを選ぶか……あいつとは、幼児以来の海水浴と言うのに! 水着のデザインがいかがわしいのとか、妄想を浮かべては消したのだった!!

次回は金曜日〜

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ