482.ゆったりのんびり
お待たせ致しましたー
◆◇◆
そして……翌日もだけど。
僕らのピッツァ御披露目は……無事に終わることが出来ました。
「……疲れた〜〜」
「ふゅぅ(僕も〜)」
お城開放期間が終わった、さらに翌日。
僕とクラウは……なんとお昼過ぎまで爆睡しちゃってた!?
心配したアナさんやファルミアが起こしに来てはくれたらしいけど。
「ぐっすりだったもの?」
「しっかり、お眠りになられた方がよろしいかと思いまして」
それと、起きたらアナさんもお休みだからとお風呂に入ることになったよ? 久しぶりにセリカさんとも一緒に!
「ふゅ!(セリカ〜!)」
お風呂に入ると、クラウはセリカさんの方に突撃して行った。凄い勢いじゃなかったから、セリカさんもニッコリ笑顔でキャッチしてくれました。
「ふふふ。クラウちゃんもお疲れ様」
「ふゅふゅ!(僕頑張った!)」
「ふふ、一番活躍していたって言ってもよかったわよね?」
「まあ、そんなにもクラウは大活躍でしたの?」
「生地伸ばすの上手なんですよ」
二個同時って、僕とファルミアでも出来ないのに……どこで覚えたんだろう? 教えてすらないのに……飲み込み早いんだよね?
「ふふ、いい子いい子」
「ふゅ!(うん!)」
微笑ましい光景だ。
セリカさんは、早くて来年の春くらいにエディオスさんとの結婚が決まったから……ほとんどお家でお勉強とかマナーレッスンばっかりだって。
だから、大型休暇でもあるバカンスには絶対一緒に行きたい!
「ファルミア様もお疲れでしょうに。お子は大丈夫ですの?」
「順調よ? 四凶達もいるし、加護などの心配もないわ」
そう言えばそうだった。ファルミアには赤ちゃんがいるから……バカンスでもあんまり泳げないだろうなあ。
彗は水泳得意だったけど、体優先だもんね?
「ふゅ!(ばしゃー!)」
「きゃ! クラウちゃん!」
ぽやぽや考えていたら……クラウが泳いでいた。
これには、僕もすぐに近づいて……キャッチしたら、顔を寄せて。
「お風呂で遊んじゃダメ!」
「……ふゅ(はーい)」
全く……油断したら遊びに走るのは、まだまだ赤ちゃんだからね。
神獣だからって、言うこと聞いてもらえるとこはしなくちゃ!
「ふふ。カティも身体が戻れば……ゼルとの子供にも同じように出来るわね?」
「ファルミア!?」
「だって、あと問題は身体だけでしょう?」
「……そうだけど」
実質婚約者ではあっても……まだまだ子供の体だから、先には進めない。
セヴィルさんは……そこのところどう考えているのかな?
聞くと……キスの嵐お見舞いされそうだけど!?
次回は木曜日〜